1. 2010.07.19

    デニムの繁盛店ボーンフリー

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    ボーンフリーという繁盛店を紹介させてもらいます。

     

    滋賀県のセレクトショップでは一番店。

     

    ボーンフリー:http://www.bornfreegroup.com/

     

    ボーンフリーのネットショップ:http://www.bornfreegroup.jp/

     

    1973年の創業からジーンズカジュアルにこだわり続けてきたショップ。

     

    デニムの品揃えが半端ではない。

     

    ヴィンテージや超レアものから定番商品まで自分に合うデニムが必ず見つかる。

     

    しかも接客もめちゃくちゃ丁寧で新しいデニムとのワクワクするような出会いが確定されている。

     

    またオリジナル商品がめちゃくちゃかわいい。

     

    カジュアルな着こなしをしている人は絶対お気に入りになるショップです。

     

    なにより店員さんが明るくて元気でマジメなのが素晴らしいと思った。

     

    アパレルのセレクトショップってなかなか気持ちよくお買物をすることが難しかったりしますが、

     

    ボーンフリー様は気持ち良くお買物させてくれる貴重なショップの1つです。

  2. 2010.07.11

    バングラディッシュのリアル04

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    バングラディッシュのリアルも最終回。

    バングラディッシュの製薬業界も伸びる。

    FTAが取れた。ジェネリックも作れる。

    バングラの若い人たちは海外志向が強い。

    コンピュータエンジニアや事業を興したい人。

    バングラの人は中近東のサウジ・ドバイ・クエートに出稼ぎに行く。

    中国元が切り上げになったら多くのアパレルが潰れる。

    それを見越して、これから多くのアパレルの人がバングラディッシュにやってくるだろう。

    日本との繋がりで言うと、1978年のダッカ事件。

    アジアで一番キレイな国会議事堂。湖の中に存在しているように見える。

    これから富裕層が増えてくると、美に対するお金が物凄く動く。

    国や人が豊かになっていくと、美に対する欲求が高まり、お金も動くようになる。

    美は上から下に辿ると言われ、美容室から整形外科まで。

    今からやっておくと儲かりそう。

    携帯の普及で浮気などが社会問題になりつつある。

    インターネット普及率は高い。セキュリティやアダルトも日本と同じ水準。

    インターネットショッピングはこれから。

    またまたオープンコミュニケーションが世界を変えるかもしれない。

  3. 2010.07.10

    バングラディッシュのリアル03

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    バングラディッシュのリアルということで。

    ストックロス。QCハズレや在庫過多などのことを言う。

    100円のものが20円~40円で買える。

    まぁ、日本で言うアウトレットのようなもの。

    バングラディッシュではPRETEXとWESTECSが繁盛店。そこの視察へ。

    すると、H&Mやベネトンやポロやリーバイスやオールドネイビーやベルサーチや

    ヒューゴボスやDOCKERSやトミーフィルフィガーなどの商品が激安で販売されている。

    ストックロスがこの2店舗に集まるから、バングラディッシュが何を作っているのかが分かる。

    またApexという革で世界上位のメーカーの販売店も視察。

    ディズニーの商品も作っている。nonirossi。ビーサンは65円。

    バングラから日本に送っている革のシェアの70%程を占めている。

    さらにはOTOBIというハイクオリティ家具屋さん。イケアにも卸している。

    バングラで何百店舗もやっている。

    輸出窓口に繋ぐことも出来るようにしてもらった。

    オフィス家具やキッチン用品やプライベート家具まで。

    フーアンという会社もおもしろい。

    パンでかなりのシェアを獲っているのだが、ケーキもやっている。

    その次にタイル、家具、バーをやり始めた。

    お酒はバングラでは飲めないのだが、表向きはファッションや音楽を伝えるということで展開している。

    コックスバザールという世界一長い砂浜(120kmくらい!?)のエリアを国が開発して、

    外国人向けにリゾート化を発表した。

    そこではお酒も何もかもOKになる予定。


    バングラディッシュの繁盛店巡りは楽しかった。

    これからも世界の繁盛店を視察したい。

  4. 2010.07.09

    バングラディッシュのリアル02

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    バングラディッシュの現状をお伝えするパート2。

    バングラの人から見て、今後の商売の相手はバングラから

    アフリカという流れがメインになってくると思われる。

    アフリカは数字に弱い。数の数え方が人物ごと。日本は指ごと。バングラは関節ごと。

    アフリカの経済界は全部インドが獲っている。

    GAP、ウォルマート、H&M、ユニクロなど全部バングラで商品を作っている。

    バングラディッシュでは携帯でコミュニケーション革命が起きて、変革が起こった。

    これを主導したのがグラミン。

    グラミンはみんなに携帯を与えずに、田舎の女性に渡した。爆発的に田舎で普及した。

    そして、金と商売の仕方も与えた。

    田舎の人が都会の相場が分かるようになったので、ブローカーがいくら抜いているのかが分かった。

    だからそれが出来なくなりつつある。

    携帯の通信会社はグラミン(今はテレノールというノルウェーの会社に売却)と

    アクテル、バングラリンク、ロビン、シティセル、テレトック(国営)の6社。

    工場のラインで働いている人たちの月収は5000~6000円くらい。

    経営者は数百万円。リキシャの運転手は20000円くらい。

    お土産としては安くて多くがいる場合は100円の計算機が良い。

    50タカあげても喜ばないが、同じ価格なのに計算機をあげると喜ぶ。

    こちらでは100円で計算機は手に入らないから。懐中電灯、時計、キャンディなど。

    貨幣価値の差、地域の差、国家間の差、様々な差があり、そこにビジネスが産まれる可能性が眠っている。

    そこの差を活用したビジネスもあれば、その差をなくすためのビジネスもある。

  5. 2010.07.08

    バングラディッシュのリアル01

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    バングラディッシュのリアルということで、

    今日から何日間か工場視察ではないところのバングラの話を書いていきたいと思う。

    バングラディッシュはアジアではネパール、ブータン、カンボジアと共に

    世界最貧国指定を受けている国である。

    人口は1億6000万人。

    女の人が仕事をしすぎて、人口の伸び率は鈍化しつつある。

    イスラム教なので、金曜日と土曜日が基本休み。日~木が仕事。

    バングラの服の輸出は1年前が12Billion。2年前が7Billion。凄い成長性。

    川が土地として売れている。埋め立てが急ピッチに。

    川に看板があるのは、そこが売れたことを表している。

    船で砂を運び、水で溶かして流して埋め立てている。

    今儲かっている業種は、インフラ系、不動産、保険、金融。

    あとは船の解体が儲かる。インゴットにして売れば儲かる。

    また、今後伸びるのは【家具】国から補助金が出てるから。

    土地さえあれば工場を建てるお金を貸してくれる。

    バングラの人はリスクを取る。だからすぐに工場が出来る。

    工場で働けるのは18歳から。

    時間は8:00~17:00で残業は時給が2倍出る。だから残業は大歓迎される。

    パリからシベリア鉄道でバングラも繋がる。アジアが繋がる。中国へもインドへもヨーロッパへも。

    バングラディッシュは天然ガスが豊富に取れる。

    バングラの車もリキシャも天然ガスで動いている。

    車は天然ガスが切れたら、石油で動くようになっている。

    天然ガスを満タンに入れても400円。1日走れる。

    日本の車は国内用と輸出用で作りを変えているので、輸出用は品質が悪い。

    だから、バングラでは日本の車は新車で買わない。

    日本の国内用として作られたもので中古の方がよっぽど良い。

    アメリカ、中国、インドの新車も日本の中古車が良いから、入ってこれない。

    日本人はバングラに1500人くらい。

    その国の現状を知ること。まずはここからスタートする。

    そして伸びている国で伸びている商売をする。

    伸びている理由を知り、それが活用できる商売をする。

    これが大切である。

  6. 2010.07.07

    バングラディッシュ【バイイングハウス】

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    バングラディッシュの5日目。本日は帰るだけなので、4日目の続きを。

    アパレル工場を回ってから、ドイツのバイイングハウスに行くことに。

    バイイングハウスとは、バングラディッシュで商品を開発したい、仕入れたい、

    という日本のメーカーや小売の要望を聞き、それに見合った工場や人脈をバングラの中で見つけ出し、

    流通させていくという役割を担うものである。

    欧米の会社はバングラディッシュにバイイングハウスを持っているが、

    日本のバイイングハウスはないといっても過言ではない。

    今回はドイツのアパレルメーカーであるsOliver(エスオリバー)の

    バイイングハウスの方とお話をさせてもらう機会に恵まれた。そこで色々と質問をさせてもらった。

    日本バイイングハウスの可能性は?と聞くと、日本がどう考えるか。売り先はあるかが大事。ということだった。

    また、なんで今までバングラに日本のバイイングハウスがないのか?と聞くと、

    日本がバングラのことを知らない。バングラが日本に営業してない。からだと。

    成功する可能性は、工場選びと日本でどうさばくか。であると言い切られていた。

    まぁ、それがバイイングハウスの肝であるので、その通りだと思われる。

    バイイングハウスは現地での人脈や工場との繋がりがあれば、

    あとはマーチャンダイザーと品質管理と書類作成と事務所とインターネットがあったらOK。である。

    報酬形態は2つあり、1つはトレードハウスでやるやり方。

    トレードハウスとは、先方の予算に合わせるやり方。

    先方が500円だったら480円で出来るように動く。

    もう1つは一定の割合を抜くやり方。

    その仕事の流れはというと、企画書を送る。なんぼで出来るかを検討をつける。

    工場に行く。100枚サンプルを作ってもらう。

    バイイングハウスがはじき出した数字と工場の数字が合ったらOK。

    本国に送って、100サンプルが売れそうか調べて、他社に営業しに行く。

    だいたいこのくらいの値段で欲しいというものを再度聞いて、

    工場とバイイングハウスで再交渉するそこでまとまれば契約。

    このような流れである。

    バングラで商品の仕入れ、商品開発、商品企画、OEM生産などあらゆることをしたい場合、

    自社だけで開拓したり、現地とのコネを作り上げるのは難しい。

    このようなバイイングハウスがあれば、そこを流通の拠点として色んな動きが出来る。

    この日本バイイングハウスを創りあげていこうと思う。

  7. 2010.07.06

    バングラディッシュ【OEM】

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    バングラディッシュの4日目。

    かなりのハードスケジュールで5件アパレルを中心に回る。

    1件目の縫製工場はスペインの仕事ばかりやっている。

    企画書と数量を出さないと見積もりもサンプルももちろん出来ない。

    ドイツのブルーセブンの商品を作っている。

    BSCI。ヨーロッパの一番厳しいコンプライアンスを遵守。

    ランクの上のヨーロッパ会社はコンプライアンスを遵守しているところしか注文を入れない。

    コンプライアンスのあるなしで金額は大きく変わる。

    見積書にはGSMと糸の種類とロットと金額が書かれている。


    2件目は、コンポジット。(同じ建物の中で全部やること)

    品質は高い。糸から製品まで全部出来る。

    ウォルマートやH&Mが2015年までブック(予約)していたりする。

    さっき8億の注文が入ったとかそういうレベル。


    3件目は、CANDAというドイツのメーカーの商品を作っていたりする。

    日本は叩くくせに品質を高く言う。

    もう大きくなったとこは日本との取り引きをやる必要がない。

    ユニクロとも交渉をしていたが、注文を受ける必要がない。

    値段出さずに注文ばかり言う。中国が甘やかした。

    バングラの会社から日本の会社がどのように思われているのかが分かる。


    4件目は、EVERLASTもディズニーもPARDONなど

    色んな会社のプリントをしている印刷技術が最高レベルのアパレル工場。

    印刷の最小ロットは1000枚~でOKだと言う。

    10年でここまでの大きな会社に育てた。

    機械も最新式のものばかりであるし、ミシンもイタリアや日本の一流メーカーのものしか使っていない。

    工場の中もめちゃくちゃキレイ。品質の高さを物語っている。


    バングラディッシュの大きなアパレル工場はメインが欧米である。

    元々の流れでもあり、日本の品質と価格に対する要求が無茶苦茶な面もある。

    また日本がバングラのことを知らずに仕事をもってくるから、

    ただ単に安いモノを高品質で作れ!としか言わないらしい。

    バングラも日本を相手にするより欧米を相手にしている方が全てにおいてプラスに働くと思っている。

    ここを変えないといけない。

    双方にとって、もっと理解を深めなければ日本の企業がバングラの工場や会社と

    一緒に仕事をしていくのは難しい。ミスマッチがおこっている。

  8. 2010.07.05

    バングラディッシュ【商品企画】

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    バングラディッシュ3日目。本日は革(レザー)系の工場を2つ。

    1件目は革のなめしからやっている工場。

    1ロット40~50フィートやらないといけない。1ドラムで約1トン。

    ウェットブルとはなめしが終わったもの。

    クラストとは輸出が出来る状態のもの。

    スプリットとは本革と分けた後の悪い方。

    ウェットブルの段階で分ける。スプリットは本革の裏。

    この地区に革の工場は大型で20個ほど、小型で100個ほどある。

    流れとしては、
    1.塩漬けする
    2.ドラムに入れて、毛を落とす
    3.皮の裏に付いている肉を削る
    4.ドラムでウェットブルにする
    5.水分を取る
    6.削って本革とスプリットに分ける
    7.スチームかけたり、アイロンしたり、圧力で本革のクラストを作る

    キャパは1日10000頭。

    クラストの後は他国でも加工などが可能。

    3日~4日間干す。

    スプレーをかけて、色を付けて、ラッカーで固める。

    このような一連の流れを経営者の方と一緒に工場を回って、教えてもらった。

    ソールは自社のものと仕入れがあり、自社のソールであればすぐに取り掛かることが出来る。

    定期的な注文があると早くなるが、通常は2週間かかる。

    毎回の注文がいただける状態だと最低で1000足が最小ロット。

    この会社のお父さんがフィニッシュレザーの会長になった。かなりの力を持った会社である。


    2件目の会社様は日本の商社とはよく仕事をされている会社。

    ティンバーランドの靴やクラークスの靴も手掛けている。

    バングラには年に2回祭りがあり、その祭りで殺す動物はセレクションというが、

    若くて病気や傷が無いヤギやウシが用いられる。それが良い革になる。

    これを買い取る力を持っている。

    3日目は革のなめし工場など今はどこもほとんどやっていないようなところに行かせてもらった。

    動物の皮が山積しており、ドラムで皮の裏の肉が取れないものに関しては

    人間が棍棒で取り除いているという原始的なやり方であった。

    普段使っている革がどのようにして、商品になっていっているか。

    この現場を見てから、革に対するイメージが覆った。

    全ての商品には一番の元となるところがある。

    これからはそこを意識して取り組んでいきたいと思った。

  9. 2010.07.04

    バングラディッシュ【商品開発】

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    バングラディッシュの2日目。本日は凄い会社に行きました。

    ギベンシーグループ(GIVENSEE GROUP)http://www.givenseegroup.com/という大企業。

    農地を買い取って、天然ガスを引いて、アメリカの発電機を持ってきて、

    人が集まって、市場が出来て・・・。

    日本の昔の鉄道会社がやっていたようなやり方で、この企業を中心に街が出来上がるみたいな感じ。

    バングラの中でも19個工場を持っている。

    従業員は全員で25000~30000人。

    福祉にも力を入れていて、年寄りを集めてきて、介抱してあげている。

    マザーテレサも訪れている。

    また、全てを自前で揃えており、糸、生地、カットソー・セーター・ラベル・Gパン・染物・ジッパー・織物・編み物・ダンボール・プラスティックバッグなど全部自社で製造している。

    ギベンシーグループの経営者と共に、視察スタート。

    1件目はデニム工場。

    10ライン走っており、従業員は1700人。

    最新のキャドで商品開発されており、メインのお客様はアメリカ・トルコ・ヨーロッパ。

    今のキャパは月に30万枚。

    日本の人に非常に親切で、最低1型で5000のロットで受けてくれると言う。

    決済はLCである。


    2件目は縫製工場。

    糸から自社工場で作っている。

    ここがバングラの中でも他社との違いになる。

    糸や麻から生地を作れるのが強みであり、社員は糸を工場から借りて終わったら返すという出来高制。

    各部品を1つ1つ目で品質管理している。

    針の検査は2人の責任者のみ中に入れる仕組み。

    検品に対する基準が高いかどうかを海外の人は気にするので、そこには注意を払っているという。


    凄い大規模な会社であった。

    でも、働いている人はみんな幸せそうだった。

    全ての面倒をその会社が見てくれるのだという。

    もっと薄暗くて、汚くて、臭いところで働いているのかと思いきや、

    キレイで生産性が高く、統制されており、みんなキビキビとしている。

    海外の労働環境というものに対してのイメージも覆された。

    やはり現場を見なければいけないな、と感じた。

  10. 2010.07.03

    バングラディッシュ【仕入れ】

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    バングラディッシュに着いて1日目。

    空港から直接、靴とカバンの工場へ。

    Abedinさんの工場。

    BBJ Leather Goods Ltd →http://www.bbjabc.com/という会社。

    32年前から経営している。

    原料だけで8~10億円やっていた。

    今回訪れた加工品を作る工場を始めて1年くらい。

    スタッフも工場もキレイで躾も出来ている。

    Abedinさんが言っていた。

    『フード、アパレル、住宅、靴やバッグ。全て元々は農業。

    全て農業が土台であり、必要になっている。農業が大切なのである。』

    本当にそうだな、と思った。日本では少し縁遠いものになっているかもしれない。

    そこの工場の標語。

    1.実力でゴールまで
    2.品質管理が第一
    3.自分も集中し、周囲も集中させる
    4.良いことを褒めましょう。間違いから学びましょう。
    5.正直なことは発展の鍵
    6.いつでも清潔
    7.全員が家族

    全て実践できていると感じた。

    ロス率は3%以下。

    1000足/日が最低ライン。

    マックスで5000足/日まで可能。

    この工場では靴と鞄がどのように出来ているのか全て分かる。

    生地があって、部品ごとにカットされて、意外にハイテクな機械もあって、

    縫製して、組み立てて、繋ぎ合わせて、検品して、キレイにして、商品が出来上がる。

    その工程の1つ1つが丁寧にされていて、精度は驚くほど高かった。

    また、元々革の原料をやっていた会社だから、革が本当に良い。

    色んな革を触らせてもらったが、違いが明確にある。革で違いを出せる。

    商品自体の差別化の大きな要素の1つである。

    だいたいの価格も教えてもらった。

    べらぼうに安いというわけではない。

    でもそれでも良いと思った。

    これだけの品質であればOKだろうと。

    日本は安く安く、でも品質は良く!と言ってくる、とバングラの人は言う。

    かなり矛盾していることを言ってくるらしい。

    安かったらそれなりのものしか出来ない。

    品質を良くしようと思ったらコストは高くなる。

    そこに対しての努力を怠ったらダメであるが、行き過ぎも良くない。

    どこかにしわ寄せがきているという商売は長期的には成り立たない。

    バングラの人が価値/価格を高めようと努力している姿は本当に素晴らしかった。

  11. 2010.07.02

    バングラディッシュ【想い】

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    バングラディッシュの視察へ。

    なぜ、バングラディッシュへ行くのか。

    そもそもバングラでの人脈や商品を製造する工場や、

    その他諸々のものは持っている・知っている人がいました。

    あとは、それをどう活かすか。どうビジネスに繋げるか。

    というところの構築をご一緒できるということで、

    じゃあ一度バングラディッシュに行かないとダメですね、となって、今回のバングラ視察の運びとなった。

    なんで日本で安い商品が手に入るのか、海外での商品の開発・企画や仕入れなどの現場を見てみたい。というとこもありました。

    世界的なサプライチェーン。もちろんみんな分かってる。

    洋服のタグを見れば、様々な国名が書かれてある。車もそう。

    ほとんどのものが世界との繋がりの中で商品化されている。

    でも、その現場はほとんどの人が見たことがない。やっぱり一回は見ておくべきだと思った。

    今回色々と連れて行っていただく方から言われたコトバ。

    『同じメシを食う、同じ空気を吸う、同じ車に乗る、同じ想いを持つ。そんな人と仕事をしたい。』

    そして、『バックボーン(それぞれの背景)がある。そして、それぞれの得意分野がある。こちらにはバングラでの人脈や工場との繋がりがある。みなさんはビジネスを組み立てる力がある。みんながハッピーになれるようにやっていきたい。』

    実りあるバングラディッシュの視察にしたい。

  12. 2010.06.30

    ギフトの繁盛店

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    ギフトの繁盛店様との打ち合わせ。

    このショップ様には、1年目の人に付いてきてもらっている。

    今回で2回目である。

    1年目の人はなかなか貢献の仕方が分からないと思う。

    でも、会った人に感謝の手紙を書くことは出来る。

    1回目一緒に来てもらった後に、経営者の人から

    『後輩の方から丁寧なお手紙を頂戴しました。』という旨の連絡を頂く。

    まずはそれだけでいいのだと思う。

    そうやって自分がお客さまに提供できる価値をどんどん高めていけばいいのだと。

    そして、成長していきながらも、お客さまに対してお手紙を書く、最後までお見送りをする、

    という基本的なことは忘れてはならないのだと思う。

    お話としては、現場スタッフの方のモチベーションの上げ方や

    現場スタッフから改善の声があがるようにするにはどうしたらいいのか、といったところ。

    ここにもその後輩は多いに役立ってくれた。

    今様々な先輩からどのようにしごかれているのか。

    そのやり方やどのように思っているのか、などが先方にかなり受けていた。

    若手は事実のみ話せ!と昔言われたが、今時分が体験していることなので、説得力があった。

    そして夜は京都料亭琢磨http://www.kdd1.com/takuma.htmlに連れて行ってもらった。

    ありがたいことである。

  13. 2010.06.26

    博多の繁盛店

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    博多の繁盛店で夜ご飯をいただきました。

    本日は博多にて、2つのプロジェクトの打ち合わせ。夜はそのメンバーでご飯へ。

    博多もつ鍋のおおいしhttp://www.motunabe-oisi.com/にしようか、

    博多もつ鍋のやま中http://www.motsunabe-yamanaka.com/にしようかと思っておりましたが、

    結局博多の居酒屋の繁盛店:益正(ますまさ)http://www.masumasa.jp/masumasa/index.htmlへ。

    いたるところにこだわりポイントやワクワクポイントがちりばめられていました。

    商品は価値/価格が高い。

    まずはこれが鉄則だと思います。そうするとクチコミも広がるし、リピーターも広がる。

    広告に注力するより、この商品力をベースとした価値/価格に徹底的にこだわり抜く、

    ということが大切になるのだと思います。

    また、お客さまに対する姿勢も素晴らしい。

    トイレに行った時にパット前を向くと、

    【夢をカタチに 未来を包む】と書いている手書きPOPが目に留まりました。

    下を見ると【○○ダンボールのみなさま 本日ご来店誠にありがとうございます。心ゆくまで楽しんでください】と書いてあった。

    団体客向けのPOPだったのだが、お店の姿勢を表す素晴らしいPOPだった。

    その後、タクシーに乗ったが、そのドア付近に【市内で一番安いタクシーです。】と書いてあった。

    信号で止まった時に話しかけると、この隣のタクシーで○○までいくと5000円、うちは3500円。

    と答える。素晴らしい。競合の価格まで把握している。

    それでいてしゃべりもおもしろい。

    これがタクシーにおける価値になるかは分からないが、このタクシーも価値/価格が高かった。

  14. 2010.06.13

    バングラディッシュで繁盛店

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    バングラディッシュで繁盛店のお手伝いをしたいな!

    ということで、少しバングラディッシュのお話。

    前にマザーハウスの山崎さんの講演に行った時に少しだけバングラの情報もおっしゃられていた。

    バングラは日本車(カローラ)だらけ。日本に対するイメージが良い。

    ネットは普及していない。

    ブローカーが多い。ブローカーとの繋がりで商売が決まる。

    家族・友人の繋がりが強い。などなど。

    7月の上旬に行くバングラの話がおもしろいことになってきた。

    向こうで有力なブローカーの方との繋がりが出来そう。

    大きな話もこちらまで入ってくるようになった。

    アパレルに特に強く、繊維と革が主要産業である。

    そこでアパレルに詳しい人にアパレル関連の今の業界の成り立ちと海外とのやり取りなども聞く。

    しまむらやしまむらがどこからどのような交渉で仕入れているかなど。

    また最貧国だから、貿易的に有利になるといことや、

    貿易で使われる袋がポリや石油系から麻に変わろうとしているので、

    そこを供給しているところが伸びている、とか。

    いろんな知らないことがある。

    だから行かなければならない。

    一次情報として、自分の身に染み込ませないといけない。

    色んなお付き合いしていただいている方のメリットにもなりそうな話である。

    今のうちに色んな海外との繋がりを作っておくことも大切な取り組みの1つである。

  15. 2010.06.06

    商品(自分)に全力投球

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    本日は朝からたまりにたまった仕事と、後輩たちが待っている会社へ。

    中国の人よりも生産性は低いが、とことんやります!

    の姿勢で仕事している後輩は素晴らしいと思う。

    この企業文化だけはなくなって欲しくないのである。

    小手先のテクニック(見せ方ややり方)でやり過ごそうとせずに、

    いつも商品(自分)に全力投球すること。

    どこの国でも結局そこが勝負になるのだろうと思う。

    これからの流れに思いを馳せてみる。

    IT化とグローバリゼーションで企業の差別化は非常に難しい局面を迎えると思われる。

    そこで差になるのは【企業文化】と【人】ではないかと思う。

    今回のインハナツアーで一番感じたのは、

    作業効率でもなく、生産性の高さでもなく、実は【企業文化】と【人】であった。

    業務的な流れはだいたいイメージできていたし、作業効率も生産性の高さもだいたい把握できていた。

    でも今回成都まで行って本当に良かったと思えたのは、

    インハナという企業の文化とインハナで働く人に出逢えたこと。

    行く前より強烈に一緒に仕事をしたい。一緒に成長して、おもしろいことになりたい。と思った。

    成都のインハナで働くみんなが商品に全力投球していた。

    それに優るものはないと思う。

  16. 2010.06.05

    中国アウトソーシングセミナーin成都インハナ4日目

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    中国アウトソーシングセミナーin成都インハナの最後、空港で思ったこと。

    『どんな商売やってても最後は人。想いと行動。

    だから今回は中国まで来て、実際に見てみて良かった。

    中国の人がどんな想いと行動で仕事をやっているのか分かった。

    こんな素晴らしい企業ばかりではないと思う。

    中国で失敗した人の話もいっぱい聞く。

    だからこそ大事になってくるのが、【企業文化】だと思う。

    それが素晴らしいから、中国の方からもあのようなプレゼンや仕事の質が生まれるのだと思う。

    これから様々な形で中国との協業は増えると思う。

    だからこそ競争はより一層激化し、激烈になってくる。

    その時に【企業文化】で差別化できるかどうか。

    これがポイントになってくる。』


    中国に行く前はどうやって活用しようかな、とか、どのくらい安いのかな、とか、

    エラー率は低いのかな、とか、思っていましたが、今はどうやって一緒に成長できるかな、

    お互いがお互いの価値となり、必要な存在となりえるかな、という思考に変わった。

    信頼とキズナを創りあげていく長期的な関係性が必須になると思う。

    それは中国相手にするから、とか、海外の会社とビジネスをするから

    何かが変わるってものでもないな、と思えた。

    日本でもそうだけど、どう【企業文化】を創っていくのか。

    若い会社や中小企業なら本当に創りあげるところ。

    大企業や老舗になったら、企業文化を守り抜き、生成発展させること。

    これが出来る人・ここにインパクトを与えられる人は本当に凄い。

  17. 2010.06.04

    中国アウトソーシングセミナーin成都インハナ3日目

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    中国アウトソーシングセミナーin成都インハナ。

    四川にある唯一の外国語学校も訪問。

    キラキラした目をした若い学生がいっぱいいました。

    そこで講演。インハナの今後を担う人、強いては日本のネットショップの価値を

    増加させてくれる人の発掘である。


    お金を払って勉強するより、お金をもらって勉強した方が良い。

    入社したら、ビジネスマナーを教える。

    時間外でスキル面の勉強も出来るようにしている。

    凄く頑張っている人に年末日本に行ってもらっている。

    頑張る人は昇級するチャンスが多い。

    みんなで創っていく会社にしたい。

    若くて、会社と一緒に成長したいと思っている人は是非!


    この学校の卒業生で今その会社で働いている人が講演の最後に目標を語っていました。

    今後の短期目標。

    優秀な管理者になるように頑張ります。

    日本へ研修して、いっぱい勉強してきます。

    インハナを成功させます。


    長期目標。

    立派な経営者になれるようにがんばります。

    中国NO1のBPOセンターを運営します。

    自分の会社を建てます。


    後輩へのメッセージ。

    自信は一番大切です。

    一旦決めたことは絶対諦めない。

    自分の道を自分の手で経営する。

    目の前の利益だけを見ちゃいけない。

    この事業を選んだのは正解です。

    この業界で一緒に活躍しましょう。

    この会社で一緒に夢を叶えましょう。


    本当に素晴らしいプレゼンだった。

    そして働く人がこのように思う環境を作っているインハナという会社も本当に凄いと思った。

    そして働く人が自信を持って、夢を持って取り組める環境を会社が用意している。

    それに働いている人も一生懸命に応えている。

    素晴らしい企業文化だと思う。

  18. 2010.06.03

    中国アウトソーシングセミナーin成都インハナ2日目

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    中国アウトソーシングセミナーin成都インハナ。

    実際にインハナの会社に行って、どのような形でお仕事をされているのかを視察することに。

    インハナのプレゼンはインハナの現地の人がやってくれた。

    もちろん中国人。プレゼン資料も作って、笑いの要素も盛り込んで、プレゼン中はお客様の方を見て。

    素晴らしいプレゼンだった。

    以下はそのプレゼンの中で特に印象に残ったコトバ。

    お客様第一。品質第一。効率第一。交流第一。チーム第一。

    ミス率0%。このサービスの世界一を目指している。

    『この会社(あなた)と出逢えて良かった』の一言で頑張ることが出来る。

    究極の目標はお客様が儲けること。

    私達を選ぼう。その理由は、みんなが品質と生産性の高さ及びミス率0を目指している。

    みんな責任感がとっても強い。みんなやる気がいっぱいある。

    などなど。みんな真剣に取り組んでいる。そして、仕事をすることへの想いがある。


    プレゼンの最後は絶対このような言葉で締めくくられる。

    『自分達は絶対みなさんの役に立てる、だから仕事をください!』と。

    このように謙虚に、けれどしっかりとした考えと行動とアピールが出来るだろうか。

    お客様の立場からモノゴトを考えていることがひしひしと伝わってきた。

    そのために自分達ができること、そして、お客様の成長と自分達の成長がリンクしている。

    そしてお客様のお客様の役に立てるように考えられている。

    自分達目線ではなく、お客様もしくはお客様のお客様からの目線である。

    どうしたらこのような考え方が出来るようになるのだろうか?

    この土台(企業やそこで働く人の姿勢)が一番重要なのだと感じた。

  19. 2010.06.02

    中国アウトソーシングセミナーin成都インハナ1日目

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    中国アウトソーシングセミナーin成都インハナめちゃくちゃ楽しかったし、勉強になった。

    元々持っていた中国のイメージが覆った。

    是非、中国ビジネスや中国とビジネスを考えている方には知っておいてもらいたい。

    こんな中国もある、と。

    場所は成都。三国志の蜀があった所。上海で飛行機を乗り換えて、さらに2時間半。

    人口1200万人の都市である。


    インハナはビジネスプロセスアウトソーシングを引き受けている会社。

    信頼とキズナを創りあげていく長期的なアウトソーシングサービス。

    ナチュラムという釣りとアウトドアで一番店のネットショップの

    ノウハウの蓄積を外部に提供、サービス化したものである。

    企業の差別化要因、競争優位性を他社に公開&シェアするという考え方が本当に素晴らしいと思う。

    業務の内容は本当に多岐に渡る。

    Eコマースのサポート。商品データ入力。市場調査(価格調査)。コメントの管理。受注処理。WEBページ作成。バナー作成とリサイズ。画像加工(パス抜き)。売上請求。メルマガ配信サポート。商品の翻訳。HTMLコンテンツ作成。

    またアフィリエイトリスクマネジメント。監視、調査業務。広告管理。広告承認。BUZZ広告の成果承認。など。

    その他ビジネスアウトソーシング。会計事務所の仕分け作業。アンケートデータ入力など。


    イメージとしては、中国の成都に自社のスタッフの方がいらっしゃるという形。

    どんな仕事をしていただくかも特に決まりはない。

    インハナには日本語が日本人よりも出来る人がわんさかいて、

    日本の若者よりも真剣に仕事をしている人がわんさかいる。

    日本よりも賃金が安い人が真剣に仕事をして仕事が早いし正確。

    これすなわち生産性が抜群に高いということ。

    今回視察で一緒だった経営者の人は、『日本でやる仕事がなくなるんちゃうか』と言っていた。

    誰でも出来る仕事をやっていては、仕事はなくなるだろう。


    インハナの社内教育も凄い。スタッフの人たちを見れば分かる。

    躾やマナーといったところが徹底されているように思われた。

    日本語力や実務スキルレベルの向上、日本研修の機会も設けている。

    ビジネスマナー、会社ルールの説明もしっかりされているらしい。

    日本語能力は1級38%、2級22%。日本語学科卒57%。

    中国人は親元で働く傾向があるので、四川省出身が83%。女性81%。

    2006年10名から2010年3月130数名。今年中には200名体制へ。

    これからの日本のネットショップの会社様が利益を出す、競走優位性を創りあげていく、

    というところにタッチしていく時に必要になってくる会社様だと思う。

  20. 2010.04.14

    仙鶴という京都の繁盛店

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    仙鶴という京都の繁盛店でご飯を食べました。

    【仙鶴:http://r.gnavi.co.jp/k009301/】鴨川を眺めながら、着物で所作と言葉遣いに品のある日本美人に接客していただきました。

    京都のギフト屋さんの新規事業の立ち上げ1年のお祝いと計画達成のお祝いも兼ねて。

    新規事業立ち上げ当初手広くやりすぎて、中々成果が上がらりませんでした。

    半年くらいして絞り込んで取り組んでいくことで、結果が出始めて1年後の計画にはちょうど間に合った。

    やはり≪力相応一番主義≫が即時業績アップにも長期安定経営にもベストであると思われます。

    ギフトと言っても、それまで京都の商圏でやっていたものを全国の商圏に広げたので、その地域地域での特性を掴む必要があります。

    例えばこの季節であれば、北海道が活況になる。

    通常入学祝というのは小学校に上がる時に贈られるものだが、北海道では高校や大学に進学した際に

    進学祝というものがあり、そのお返しに進学内祝をするのである。

    また、お盆に活況になる地域もあれば、初老(厄除内祝い)の時に活況になる地域もある。

    全国を商圏とする商売の場合は≪全面的個別対応≫が必要になってくる。

    いかに全面的個別対応を進めながら、個別提案力も高めながら、ローコストオペレーションを推進できるか。

    これからのポイントになってくると思われます。