2010.07.04

バングラディッシュ【商品開発】

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バングラディッシュの2日目。本日は凄い会社に行きました。

ギベンシーグループ(GIVENSEE GROUP)http://www.givenseegroup.com/という大企業。

農地を買い取って、天然ガスを引いて、アメリカの発電機を持ってきて、

人が集まって、市場が出来て・・・。

日本の昔の鉄道会社がやっていたようなやり方で、この企業を中心に街が出来上がるみたいな感じ。

バングラの中でも19個工場を持っている。

従業員は全員で25000~30000人。

福祉にも力を入れていて、年寄りを集めてきて、介抱してあげている。

マザーテレサも訪れている。

また、全てを自前で揃えており、糸、生地、カットソー・セーター・ラベル・Gパン・染物・ジッパー・織物・編み物・ダンボール・プラスティックバッグなど全部自社で製造している。

ギベンシーグループの経営者と共に、視察スタート。

1件目はデニム工場。

10ライン走っており、従業員は1700人。

最新のキャドで商品開発されており、メインのお客様はアメリカ・トルコ・ヨーロッパ。

今のキャパは月に30万枚。

日本の人に非常に親切で、最低1型で5000のロットで受けてくれると言う。

決済はLCである。


2件目は縫製工場。

糸から自社工場で作っている。

ここがバングラの中でも他社との違いになる。

糸や麻から生地を作れるのが強みであり、社員は糸を工場から借りて終わったら返すという出来高制。

各部品を1つ1つ目で品質管理している。

針の検査は2人の責任者のみ中に入れる仕組み。

検品に対する基準が高いかどうかを海外の人は気にするので、そこには注意を払っているという。


凄い大規模な会社であった。

でも、働いている人はみんな幸せそうだった。

全ての面倒をその会社が見てくれるのだという。

もっと薄暗くて、汚くて、臭いところで働いているのかと思いきや、

キレイで生産性が高く、統制されており、みんなキビキビとしている。

海外の労働環境というものに対してのイメージも覆された。

やはり現場を見なければいけないな、と感じた。

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