1. 2011.11.07

    東京の老舗巡り

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    土曜日に東京の老舗さんを巡りました。

     


    ブログの題名の通り、老舗さんが大好きなのです。

     


    宮本卯之助さん。http://www.miyamoto-unosuke.co.jp/

     


    太鼓や神輿の製造販売をしている会社様。創業150年の歴史。

     


     


     


    1200万円ほどなり。

     


    太鼓のバチが壁一面に品揃えされている。

     


    また、太鼓や神輿の品揃えと品質はズバ抜けていると思う。

     


    土曜日の昼過ぎだったけど、15人はお客様が入っていた。

     


    ものすごいお客様もこだわったモノが分かる方なんだと思う。

     


     


    次は人形焼の老舗、板倉屋さん。http://www.itakuraya.com/

     


    創業100年の人形焼の専門店。

     


     


    職人さんがその場で手で焼いている。

     


     


    いかつい顔したお人形である。

     


    何が素晴らしいかって焼き場の上に飾ってある道具。

     


    いったい何個型があるのだろうと、見ていてウットリするくらい。

     


     


    次は和紙の専門店、はいばら。http://www.haibara.co.jp/

     


    和紙を手がけて200余年。便箋と色紙を買いました。

     


     


    色紙やお祝い用の金封の品揃えが圧巻でした。

     


    大切な人への色紙を買う時や、大切な人が結婚する時など、また来たいと思いました。

     


     


    次は江戸箒の専門店、白木屋傳兵衛。

     


    めちゃくちゃかっこよかった。創業180余年。

     


     


     


    箒だけで何種類あるんだろう、、、とにかく圧巻。

     


    しかも商品ごとに用途が書かれていて、硯洗い用とか、盆栽のお手入れ用とか、茶釜洗い用などなど、

     


    商品に対する提案が細かい。1つ1つの仕事が本当に細かい。

     


    箒1本1万円を越える商品もザラにありました。

     


    店主と話していると、1組の老夫婦がやってきました。

     


    佐賀からやってこられたようで、聞くと、新婚旅行でここで箒を買ったとのコト。

     


    なくしてしまったので、また欲しい、とのコト。びっくりしました。

     


    たぶん40~50年ぶりくらいだったと思うけど、また来られた。そのことが凄い。

     


    【そこに在る】ということがどれだけ大事なのか感じました。

     


     


    その後、アパレル系の老舗さんを3軒ほど。

     


    壹番館洋服店。創業80年の老舗。http://www.ichibankan.com/

     


    スーツで30万円くらいから。まずはこのお店でスーツを作っても大丈夫な人になることからスタートだと思わせてくれる。

     


     


     


    次は和装小物の銀座くのやさん。http://www.ginza-kunoya.jp/

     


    創業170余年の和装小物の専門店。

     


     


    和装小物、また着物や帯まで取り揃えておりました。

     


    品のある奥様方で店内はぎゅうぎゅう。

     


     


    最後に銀座サエグサ。子供たちのためのスペシャリティストア。

     


    創業140余年。元々は毛糸商。http://www.sayegusa.com/

     


     


     


     


     


    老舗さんの良さやその他の老舗さんのご紹介はまたにするとして、

     


    やはり老舗さんの老舗さんたる所以ってやっぱりあるな、と思う。

     


     


    商品・サービスに対して本当にこだわっている。圧倒的に非効率なくらい。

     


    そして「こだわり」が「らしさ」を生む。

     


    だからそこに行きたい、そこで買いたい。

     


    価格とかは二の次、三の次になる。

     


    スーツで安くて30万、箒は普通の商品だったら1万円くらいする。

     


    でも良いのである。

     


    その箒を買いに佐賀から来られるのである。

     


    ネットショップで老舗と言われるところでも、まだ15年くらい。

     


    みなさん100年続くネットショップになってほしい。

     


    このような老舗は大手が出てきたからとか、戦争が起こったからとかで潰れていない。

     


    そこにあるものを取り入れていかないといけないと思う。

  2. 2011.11.06

    ネットショップ繁盛店交流フェア

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    先日、ヒューマンフォーラム村にて、ネットショップ繁盛店交流フェアを開催しました!

     


    お越しいただきましたネットショップ経営者の皆様ありがとうございました!

     


    テーマは【夢を語る】

     


    ステキな場所・環境で、ステキな仲間と一緒に語り合えたことに感謝しております!

     


     


    大空の下、川のせせらぎを聞きながら、焚き火を眺めながら、みなさんの夢を聴く。

     


    最高でした!感謝!!

     


     


    ソーシャルメディア進化論の著者である武田隆様にもご講演いただきました!

     


     


    「インターネットの心あたたまる関係」と「収益化」をどう両立させるのか!!?

     


    素晴らしいお話をお伺いし、今後の方向性と未来について考えるきっかけをいただきました。

     


    ITやWEBやマーケッターの方は【ソーシャルメディア進化論】は読んでおいた方が良いと思います。

     


    ネットショップも思いやり空間として機能させていかないとな、と思いました。

     


    レビューの質も問われてくる。

     


    情緒的なレビュー(商品の中にお客様の物語が織り込まれているレビュー)が購買を後押しする。

     


    そのためにも、商品に対するプロであることと想いがあることが大切になってくる。

     


    リアリティ→共感→我がコト化という流れ。

     


    【我がコト化】が今後の大事なキーワードになると思う。

     


    お客様が自社のこと、自社の商品のこと、自社のスタッフのことを我がコトとして想ってくれるのか。

     


    そうなる下地が整った企業文化と現場の行動なのかどうか。

     


    コミュニティサイトの重要性もいよいよ高まってくる。

     


    サプライチェーンも変わる。

     


    商品づくりの中にも商品の販売の中にもお客様が入ってくる要素が増えてくる。

     


    その時にコミュニティサイトが活性化されていて、自社のファンの人たちがいることは、

     


    何にも変えがたい財産になる。

     


    WEBの集客でもそう。これまではこちら側の考えたキーワードで対策を打っていたけど、

     


    これからはお客様の生の声(生のキーワード)が大切になってくる。その方が成約率も高い。

     


    それを自然的に増殖させることの出来るのもコミュニティサイトならではのものである。

     


    成約率の高いロングテールキーワードがそこに出現することになる。

     


    そのキーワードはすぐに成約に結びつかない場合でも、シェアしたり、いいね!を押したり、

     


    アクションを起こすことで、そのショップや商品に対して我がコト化が進む。

     


    商品やサービスの購入前に自社への行動を取ってもらうことで、成約率も客単価も上がる。

     


    こんなことを考えたり、話し合ったり。あとはやるだけ!

     


    心温まる関係と収益化を両立させていきたいと思う。

     


    夜は外でバーベキューをして、スティーブジョブスに哀悼の意を捧げて、飲んで飲んで。

     


    最後はみんなで雑魚寝しました。

     


    経営者の夢を明確にして、スタッフと共有することの重要性。

     


    忙しいからなかなか出来ていないこともあるんじゃないかな、と思う。

     


    意外と一緒に働いている人だから語ってないとかもあるのかもな、と思う。

     


    交流フェアの最後にこの1年間の目標も語っていただいた。

     


    私の目標はもちろん交流フェアに来ていただいた方の目標に少しでもお役に立つこと。

     


    この1年は全力を持って今お付き合いをしていただいている企業様の目標のサポートと、

     


    自分を越える後輩の育成をしていきたい。

     


    そしてまた1年後みんなで笑顔で会えるように。

  3. 2011.11.04

    中国視察セミナー ~アリババ~

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    アリババのタオバオモールの事業所に視察に行かせてもらいました。

    なぜアリババは急成長できたか!?3つのポイント。

     


    ・運が良い。

    →タイミングが良い。(WTOの加盟、ITバブルの崩壊で資金が入りやすかったなど)

     


    ・企業文化が独特。これが一番の原因。

    →お客様第一。社員第二。株主第三。社員が使命感をもっている。

     


    ・人事。大きな役割を果たしている。ここが違う。

    社員の募集や福利厚生ではなく、業務推進の後押しに大きな役割。
    人事だけ違う組織図。まったく別のライン。業務も知っていて、人事の仕事も担当している。
    2つの評価指標。KPIが50%(上司がみる)、価値観50%(人事がみる)。
    情熱、誠実、勤勉、お客様第一、チームワークなど。
    上司と部下が話し合う。KPIの達成とそのプロセス。クオーターごとにレビュー。
    20~30人の部署に1人派遣される。

     


     


    2009年から10年の3つの目標

     


    ・1000万社の中小企業をサポートする。

     


    ・1億人の就業チャンスを創り出す。

    1ショップ運営するのに2.85人。雇用が生み出せる。
    今タオバオでは100万人の就業を作り出した。

     


    ・10億人の消費者にショッピングを楽しんでもらう。

     


    ちょっと規模というか、桁が違いました、、、

     


     


    タオバオで売れているトップ3はアパレル、パソコン周辺、バーシャル商品(無形商品)

    次いでベビー。化粧品。雑貨。などが売れている。
    携帯は年に1000万台売れている。
    価格勝負はそれほど。サービスで差別化。納期、アフターサービス、対応の仕方など。
    一般的には損益分岐は200万円くらい。
    これからもやり取りはチャットが続くだろうと考えている。
    チャットは同時に2~30人を対応できる。電話は1人。チャットの方が効率が良い。
    万が一なにかあった時、履歴が残っている。

     


     


    BtoB、BtoC、CtoC全部やっているのはアリババだけ。

    しかもそのシェアが半端ない。凄いとしか言いようがない。
    いつ何がどこの人に売れているのかが分かる。
    中国の人はデリバリーのスピードを凄く気にするらしい。
    となると、いつ何がどこの人に売れているのか分かるアリババとしては、
    その先手を取って、各物流拠点に在庫の振り分けをして、最適化して、
    当日着できる体制を築いていくと思う。
    もちろんこれはアマゾンも考えていることだと思う。
    だから、アマゾンは日本ではFBAで在庫を集めたり、他モールで売れた商品でも配送して、
    全データを手に入れて、在庫を勝手に適正な拠点に割り振って当日着の体制を築こうとしているんだと思う。
    タオバオやアマゾンで商品を買うと、『フフフ、買うと思っていたぜ、そらよ!』という感じで
    半日くらいで届いてしまうのではないだろうか、、、
    楽天ではそれは出来ない。そこが最終的には決定的な差になるのかな、とも思う。
    お客様に近付くことが出来れば、近付くことが出来るほど、高く売れるし、よく売れる。
    コンビニがそう。安くないのに便利だから買ってしまう。
    その役割もタオバオやアマゾンが果たしてしまうとなると、、、
    アマゾンは赤字でタブレットを提供している。
    これもお客様に近付こうとしている1つの作戦。
    入り口と出口ということ。
    アリババも中国では自社OSを発売している。
    ネットショップはもうそこまで来ているのか、、、と勝手に妄想。
    (上記タオバオの話もアマゾンの話も私の勝手な考え)

     


     


    うちの会社では顧客密着という言葉をよく使う。

    顧客に近付いて、お客様が何を望み、何を価値とし、どんな想いなのか、などということと、
    商品を繋ぎ合わせてあげること。この距離を縮めていくのが商売人。
    だから商品のこととお客様のことを誰よりも知っていないといけない。
    それが前提としてグレード別客層別MDが組めるようになるんだと思う。
    あんたにはこれがオススメだよ!といって、価格分の価値の高い商品を提供してあげること。
    これが出来ているショップは価格競争からも逃れられる。

     


     


     


    アリババ様に視察に行かせてもらって、素晴らしい想いと仕組みを教えていただいた。

     


    でもやっぱりアリババ様も一番大切にしているのは【企業文化】と【人】

     


    最終的に行き着くところは一緒なんだと思う。

     


     


    アリババの岡田取締役、赤塚部長、本当にありがとうございました!!

     


    今度はネットショップ経営者の皆様でアメリカ視察ツアーみたいに中国視察ツアー行きたい!

  4. 2011.11.02

    中国視察セミナー ~ヤマト運輸~

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    9月26日~29日に中国視察セミナーを開催させてもらいました。

     


    ヤマト運輸様やアリババ様など多くの企業様にご協力いただきました。

     


    今回はヤマト運輸様のお取り組みを紹介させてもらいます。

     



     


    一番のターゲットは【通販市場】

     


    中国ではECの伸びに物流の伸びがついていけていない。

     


    国が物流の規制緩和と補助金を出し始めている。

     


    元々、ヤマト運輸様はクールと時間帯指定、365日営業、コレクトサービスを付加価値として展開。

     


    ただ現地にうけたのは、【挨拶】と【服装】だったらしいです。

     


    きれいな制服を着ていて、挨拶をしてくれることにお客様が感動してくれる。

     


    中国の現地の運送会社では荷物を置かずに放る、というのがスタンダード(笑)

     


    だから法律!?で地上から何m以上上から荷物は落としてはならない、というものまで出て

    きたらしいです。

     


    また、ダンボールが原型をとどめて届くことの方が稀みたいです。

     


    さらに小学館の総経理ともお食事をさせてもらいましたが、(中国でOggiやAneCanなどで通販を展開されている)

     


    返品の3割の理由はデリバリーによるところとのことでした。

     


    そう思うとヤマト様のサービスがいかに凄いかが分かると思います。

     


    基本的に荷物は会社届けが多い。会社のPCでモノを買っている。

     


    これはなかなか日本の感覚とは違うと思います。

     


    でも事実です。タオバオの本社では、社員の通販の荷物の受け取り場までありました。

     


    会社で昼休みに見せびらかすことがステータスになっているのです。

     


    ヤマト運輸様の何が一番凄いのかと言うと、企業文化が働いている人にまで浸透していることでした。

     


    日本品質のサービスを中国に持っていくのは、よくあることだと思います。

     


    でもなかなかそれを働いている人に浸透していくのが難しい。

     


    【ヤマトは我なり】をヤマト運輸様は中国でも出来ているのです。

     


    研修は日本で30~40日なのに、中国では45~60日。初期教育に時間をかけています。

     


    日本で手をあげた人が中国に教えにくる制度。だからモチベーションが高い。

     


    色んな制度や仕組みはあると思います。

     


    でも一番は会社の姿勢だな、と感じました。会社が働いている人のことを一番に思っている。

     


    中国に教えに来ていた日本人が中国人と同化していました。誰が日本の人か分からないくらい。

     


    それって凄い大事だな、と。

     


    あと一番は、服装と挨拶のところにも書きましたが、お客様が感動してくれること。

     


    やはりここが大事なところだと思います。

     


    ヤマトの制服には名札があります。もちろん責任感を持ってもらう意図もあるとおっしゃられておりましたが、

     


    自分を信じてもらうことにつながるということ。

     


    地域密着は自分を信じてもらうことと一緒という考え方。ヤマトさん、ではなく、○○さん、と。

     


    ヤマト運輸様が荷物を届けるとお客様が笑顔で感謝してくれる。そうすると働いている人も嬉しくなる。

     


    だからもっとお客様のために頑張ろうとする。

     


    素晴らしい企業文化がベースにあり、お客様が感動してくれる商品・サービスがあり、

     


    そのことにより働いている人が喜びを見出せる。働くことに誇りを持つ。我がコト化する。

     


    ステキな善循環に入る。

     


    日本の企業でも本当に理念や企業文化を大事にしている会社様は中国の進出は非常に可能性があると思います。

     


    でも、自社の利益ばかり考えたり、人件費が安いから良いなぁと考えたりしている会社はうまくいかないと思います。

     


    そのくらいのことは働いている人は肌で感じます。管理管理になってしまいます。

     


    そうすると優秀な人から独立していきます。頑張っても報われることが少なかった。ミドルマネジメントも育ちません。

     


    いつまでも品質は高くならず、結果的に良い方向に向かいません。

     


    会社は従業員のため、お客様のため、という考えの日本の素晴らしい経営者が中国へ進出しようとするとうまくいくと思うのです。

     


    中国には夢を持った職場が創れる可能性が多くあると感じました。

     


    それを実践されているヤマト運輸様が中国の流通やライフスタイルを変えてくれる可能性を持っていると思いましたし、

     


    日本の企業が中国に進出する際の心構えやあり方としてモデルとなると思いました。

     


    今回はヤマト運輸の常務執行役員の野田様に様々なご説明をいただき、

     


    また中国の営業部長の峰様に現場をご案内いただきました。

     


    本当にありがとうございました。

     


    現場(営業所・配送所)から私たちが出る時も、自然に従業員のみなさまが外に出てきてくださり、

     


    姿が見えなくなるまでお見送りしてくださいました。

     


    ここにヤマト運輸様の凄さをさらに実感しました。

     


     


     


    【こちらもどうぞ】→中国の素晴らしい会社インハナ様の記事はコチラ

    成都インハナの視察ツアーを2012年1月15日~18日で開催されるみたいです!

    ネットショップの経営者様必見!http://www.genesis-ec.com/log/2011/10/in20121.html

  5. 2011.09.02

    顧客密着(アナログVSデジタル)

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    先日、オプト会長の海老根様とソールドアウト社長の荻原様と弊社役員の五十棲と福岡でセミナーをさせてもらいました。

     


    九州の通販の有名企業様ばかりお集まりいただき、今後の通販企業の戦略というテーマで。

     


    私がお話させてもらったことの根幹は【顧客密着】について。

     


    これからはソーシャルメディアなどのデータマイニングが盛んに行われると思います。

     


    ただ私はどこかでやはり【商売人の勘】というものがポイントになると思っています。

     


    ザッポスの奇跡の著者である石塚さんとセミナーをさせてもらった時、一番印象に残っているのが、

     


    これからは【Social Age】、主権が生活者・消費者に移るというパラダイムシフト。とおっしゃられていました。

     


    であれば、やはり生活者や消費者に近い人が強くなる。

     


    そして、それはデータをにらめっこしている人ではないと思うのです。

     


    また、この頃CRMの方ともよくお話をさせてもらいますが、どこかで限界を感じてしまいます。

     


    それは人間のことを何かの項目・属性によって分類していることへの違和感でしょうか。それが詳細なクロス検索であっても一緒です。

     


    その人がお買い物をする時どんな想いだったのか、どんな生活の背景があるのか、

     


    誰のどんな情報に影響されたのか、たぶん画一的には語ることの出来ないことが多いと思います。

     


    また、どれだけデータマイニングしたところで、CRMでしたらお客様の属性や購入履歴からしか読み取ることは出来ませんし、

     


    ソーシャルメディアのデータマイニングにしても、その人の全部が全部ソーシャルに載っているわけではありません。

     


    逆に大切なポイントが抜けている可能性が多いのではないかな、と思うのです。

     


    データを重視しすぎて、本当のお客様の息遣い・温度・気持ちを知らずに意思決定していないだろうか。

     


    企業の都合でお客様をコントロールしようとしていないだろうか。

     


    私は基本的に色んな場所に行って、昔ながらの商売人の人と話すのが好きです。

     


    商売のことも色んな商売人から学ばせてもらっています。

     


    その人たちはお客様をみんな知っていて、顔なじみで、今の気持ちや未来のことまで把握していたりします。

     


    それは顧客名簿には載っていません。でも肌で感じています。

     


    それが研ぎ澄まされ、長年の経験や関係性を築く中で、その方にとって本当に

     


    ベストなものをベストな時にベストな価格で提供することが出来るようになっていくのだと思います。

     


    お買い物をしてもらわなくても、お客様を笑顔にすることが出来ます。

     


    これからさらにITやWEBの能力・精度が上がっていくと思います。

     


    だからこそ【商売人の勘】や【アナログな提案】をしていかなければならないと思います。

  6. 2011.09.02

    上海・杭州視察ツアー

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    先日、お忙しい中、調整いただいてアリババの岡田取締役と赤塚部長とお会いさせてもらいました。

     


    9月26日27日の上海・杭州視察ツアーの件と中国&世界展開について。

     


    アリババは世界190ヶ国に2000万人の会員を持つ世界最大のBtoBマーケットプレイス。

     


    タオバオは中国イーコマースの80%のシェアを誇り、3.7億人のユーザーを持つCtoC。

     


    タオバオモールは中国ショッピングサイトのシェア50%弱のBtoCサイト。

     


    中国に進出する際にも、世界に進出する際にも、非常に強力なパートナー。

     


    日本にいながらメーカーであれば月額5万円で世界のバイヤーに自社商品を売り込むことが出来ますし、

     


    今急成長のタオバオに進出し、将来の柱となる事業を築くことも出来ると思います。

     


    色んなお話をうかがい、その可能性と未来が素晴らしいものであることを再認識しました。

     


    成功事例もいくつも生み出し、しっかりとした知識・サポートがあれば、中国や世界への展開ももうすぐ一般的なものになると思います。

     


     


    今回の上海・杭州視察ツアーのみならず、日本でのセミナー、具体的な世界&中国進出のあり方・やり方など

     


    様々な形でご一緒させていただきたいと思っております。

     


    どんどん世界・中国の進出などもお手伝いしていきたいと思います。

     


     


    ちなみに上海・杭州視察ツアーではアリババ様やヤマト運輸様や現地で活躍されている

     


    中小企業様や中国進出サポートをされている会社様など色んなところを回ろうと思っております。

     


    9月26日27日(現地集合現地解散)で費用は10万円です。

     


    ご興味いただいた方がいらっしゃいましたら、左上部からメールを送っていただけましたら詳細内容を送らせてもらいます。

     


    中国進出を考えられている企業様は是非!!

  7. 2011.08.14

    TechWave大阪塾

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    TechWave大阪塾の勉強会が金曜日にありました。

     


    アップルから一番信頼されているジャーナリストである林信行さんがゲスト講師。

     


    ものすごくたくさんの事例とアップルやソーシャルについての最新生情報を教えていただきました。

     


    爆発的におもしろかったです。様々なヒントや気付きがありました。

     


    アップルに関して言えば、なんでアップルには熱狂的なファンがいるんだろう?

    また、アップルの(商品の)基準(何がOKで何がダメなのか)はどうやって決めているのだろう?

    という、いつも気になっていたことを質問したり、考えたりしました。

     


    湯川鶴章さんと話していておもしろかったのは、アップルファンは反感びいきという側面もあった。ファン(お客様)が世の中を変えよう!応援したい!と思っていた。アップルを応援しているのがかっこいいい、ということ。それが先日時価総額世界一になってしまった。その後どうなるのか!?ということ。

     


     


    市場シェアはノキア32%、アップル4%、サムスン21%。

    利益シェアはノキア15%、アップル50%、サムスン13%。

    これが意味するところと、アップルの凄さ。

     


     


     


     


    アプリ市場は世界で39億1000万ドル。ノキア314M。アップストアで74%の2910M。アンドロイド390M。この凄さ。開発者もiphone向けを先に作る。

     


    あと、http://www.asymco.com/のサイトはおもしろい情報がたくさんのっているからオススメということです。

     


     


    ソーシャル系のお話は事例がメインでしたが、ここまで進んできたんだ、、、世の中変わりそう・・・というお話ばかりでした。

     


    TSUTAYA、シェアリング系、みんなの経済新聞、Mirroir、Ken3TV、

     


    チャビオ、Haoreba、ジャランの電子書籍、大丸のファッショニスタ診断などなど。

     


    事例と解説を聞いてたら、ものすごいインスピレーションが沸いてきました。

     


     


     


    ちょっとこれからのお話としては、

     


    HTML5のお話、iOSのお話、ウィンドウズフォンのお話、GPSが入ったToDo、バーチャルからリアルの可能性、データ売買の可能性などなど、おもしろかったです。

     


     


    あと、これまでのインターネットの問題は集めてくるばっかりだった。これからは情報を絞り込むこと。

     


    これをどう連動・活用させていくのか。

     


     


    あと、個人的におもしろかったのは、

     


    アパレルでバーチャルファッションショーから型紙を作る話や、Genius Barの役割など。

     


     


    こういった流れや事象が小売業にどうインパクトをもたらすのか、という視点でずっと聞いてました。

     


    多くの気付きや学びをまた色んな形で実践・世に還元していきたいと思います。

  8. 2011.08.11

    ネットショップのCRM

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    本日夕方からネットショップのCRMを提供している会社様に呼ばれたので行きました。

     


    これからのネットショップはCRMが非常に大切だと思ったので。

     


    でも、お話を聞いていると、WEBだけでの限界が見え隠れします。

     


    受注情報やお客様情報の絞込みやその人たちにメールなどでアプローチするとか、

     


    そういうことは基本的にはCRMをうたうところだったらどこでもやってると思います。

     


    そうではなくて、お客様の情報の詳細まで取得できるノウハウとか、

     


    お客様のオフラインでの活動や、そのサイト以外での活動などもデータ取得してくれるとか、

     


    (それは他社とのデータ連携や、ソーシャルでのデータ取得からのデータマイニングなどが必要!?)

     


    そのお客様固有のアクセスの解析まで見れるとか、そんなんがあればすげぇ!と思います。

     


    (だれか作っていただけないでしょうか)

     


    また、CRMのお客様との関係性作りが【メール】というところにも若干の違和感を感じました。

     


    リアル店舗であれば、Face to Faceで接客しているので、

     


    お客様の属性データや趣味嗜好や感情などなど、アンケートとかネットの項目とかで取れない情報も接する中で取得できてました。

     


    しかも趣味嗜好や感情は変化するものでもありますので、リアルだとそれが分かります。

     


    けど、ネットではわざわざ自分の属性情報を更新してくれる人はいません。

     


    そこが項目取りでのお客様情報の限界かな、と思います。

     


    やはりそこにもソーシャルメディア(個人の属性情報や感情などのデータの宝庫)が

     


    どのように絡んでくるのか。どうやって情報取得して、分析して、活かしていくのか。

     


    どこがいち早く取り組んで精度の高いものをリリースするか。

     


    非常に楽しみです。(早くだれか作ってください)

     


    そう思うと昔の商売人の方は何十年間もそんなことをしてきたんだと思います。

     


    本日昼からは奈良の企業様に行っておりました。

     


    そこの常務さんは朝から現場に入ってらっしゃったみたいなのですが、

     


    オープン前に並んでくださるお客様と世間話をし、暑いだろうからと言って、

     


    オープン前にもかかわらずお客様をお店の中に入れて、冷たいものを出して、お待ちいただいたらしいです。

     


    そんな姿を見ているから、現場でもその意識が浸透するんだ、とおっしゃられてました。

     


    率先垂範ですね。

     


    お店都合ではなく、お客様都合でモノゴトを判断する。

     


    ソーシャルメディアでCRMの精度が高まったとしても、

     


    それをデータとしてだけ見て、何かアプローチをするというのは、ちょっと違うのかもな、とも思いました。

     


    人間臭さの残るコンシュマーリレイションシップを築いていかないといけないと思いました。

  9. 2011.08.10

    リアル店舗の集客

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    ネットショップばかりやっているわけではないのです。

     


    本日は実店舗を3店舗展開されている企業様のところへ。

     


    ここではチラシのことや商品力強化や接客力&営業力強化などをお手伝いさせてもらっております。

     


    さて、実店舗かつ路面店(ショッピングセンターなどの商業施設に入っていないパターン)の

     


    売上や集客。厳しいところが多いのではないかと思います。

     


     


    リアル店舗でじっくりボーっとしておりました。

     


    一番不思議だったのは、お客様が商品を取られて、レジに持ってこられて、会計が済んで、お帰りになられる。

     


    これをふつーにしていること。

     


    なんの価値の提案もしていない。

     


    もちろん商品を並べて、売場を創っているだけでも、立派な提案と言えば提案ですが。

     


    それではお客様がびっくりするくらい来る大繁盛店にはならないと思う。

     


    とりあえず地域一番の声でお迎えし、お客様がお店を出られるまでに最低1回は笑顔になってもらい、

     


    別にお買い物をされなくても、あー来て良かった、と思ってもらえるかどうか。

     


    ちょいと気の利いた一言くらい言えるかどうか。

     


    チラシを打った時にだけ祈りながら集客を待っていてもダメ。

     


    日ごろのお客様への全てが集客に直結する。

     


    これからはお客様とスタッフの全てがブランディングになり、

     


    接客というのはお店に来てもらってから始まるものでもなくなる。

     


    ソーシャルメディアがそのキーになるんだと思うけど。

     


    積み重ね。積み重ね。絶対にお店を出るまでに喜んでもらうんだ!笑顔になってもらうんだ!

     


    というのは、別にお金もかからないし、値引きもしていない。

     


    チラシで特売を出すよりも、店頭で割引をするよりも、効果があると思う。

     


    あと、商品の棚だしの時に聞いてみた。

     


    『これってどんな人になんで売れるんですか?』

     


    これにすぐに的確かつ明確に答えれたら、それは売れるだろう。

     


    それぞれの商品には役割がある。

     


    どの客層に対してのものなのか。目玉商品なのか、オススメ商品なのか、見せ筋商品なのか。

     


    とりあえず置いておく、というのは意味を成さない。

     


    その商品の想定客層はどんなハッピーな未来を描いて、その商品を購入しようとするのか。

     


    何を解決しようとしているのか。では、それを買ってもらった後、どのくらいの期間で、

     


    次どんな商品を買ってもらえるのか。それくらいのことは考えながら、棚だししてくださいね!とお伝えする。

     


    商品の役割を把握してなかったら、売場のどこにどうやってどう見せて置けばいいのかも決まらないはずだし、

     


    どんな人にどうやって接客をしたらいいのかも分からないはずである。

     


    置いてて売れたらめっけもん!みたいなやり方をしているとリアル店のしかも専門店の意義はなくなる。

     


    ネットの方が安いし、品揃えも多いし、自分の好きな時に好きなペースでお買い物が出来る。

     


    なんでリアル店舗のしかも専門店に行くのか。改めてその価値、真価が問われていると思う。

     


    逆におもしろいと思う。どんどん業績を上げるショップも続出するだろう。

     


    商品を知り、お客様を知る。そして喜んでもらいまくる。

     


    これを現場のみなさんが何気なく出来るようになれば、お客様も自然に集まってくると思う。

     


    そしてお客様がお店やスタッフを育ててくれて、勝手に繁盛店にしていってくれる。

     


     


    美容室で日本一坪当たり売上高の高い経営者の人がこんなことを言っていたらしい。

     


    どうやったら流行を生み出せるんですか?との質問に、

     


    カットだけで10000円以上するお店に来てくださるお客様はめちゃくちゃ勉強してるし、要求レベルも高い。

     


    そんなお客様にどうやったら満足してもらえるのか、徹底的に追求していっただけですよ。

     


    というような内容のことを言っていたらしい。

     


    まずは目の前のお客様を徹底的に満足してもらうために、出来ることを現場のみんながやること。

     


    それがリアル店舗の集客の唯一無二の方法になるんじゃないかと思う。

  10. 2011.08.10

    ネットショップ本店サイト集客事例(リスティング活用法)

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    ネットショップ本店集客で非常に素晴らしい成果をあげられた方を紹介させてもらいたいと思います。

     


    リスティングの活用法なのですが、昔はひたすら研究してました。

     


    その甲斐あってか、お付き合いをさせてもらっているお祭り用品の一番店の橋本屋様はグーグルの成功事例としてグーグルの小冊子にも載りました。

     


    (橋本屋様が素晴らしいのと、グーグルの担当者が祭り好きだったからではないか!?というのがもっぱらですが(笑))

     


    そのやり方を色んな方にお伝えさせてもらっていますが、それをただひたすら実践していただいている方がいらっしゃいます。

     


    福島県の経営者様なのですが、2年前に新会社の設立からお手伝いをさせてもらっている仲です。

     


    お1人でネットショップを取り組まれたのですが、1年後には1人で月商1200万円を達成されました。

     


    やっぱりネットショップは取り組まれる方の熱意で売上は変わると実感させてもらった次第です。

     


     


    さて、具体的なお話をさせてもらいますと、リスティングは2つの考え方で説明できると思います。

     


    【3C分析】と【一貫性】です。

     


    3C分析を活用して【市場(お客様)】が求めていることで、【競合】が出来てなくて、もしくは弱くて、【自社】が出来ること、もしくは強いこと。

     


    これ以外はリスティングでの費用対効果は悪いと思った方が良いかと思います。

     


    市場が求めていることだけど、競合と一緒くらいの商品力であるならば、費用対効果はイマイチですね。

     


    競合が出来てないことでも、お客様が求めていないことであれば、意味がないですね。

     


    ですので、【商品力が一番ではない】もしくは【独自固有の長所がない】場合においては、

     


    リスティングはどんなやり方をしても、長期的に見たら費用対効果は悪いことになります。

     


    ですので、リスティングを代行させてもらう場合も、広告を打っていく最中で、

     


    あぁ、ダメだな。とか、これは無理だな、と分かってしまいます。

     


    (そんな場合は商品力強化を優先するため、リスティングはやりませんが)

     


    これがまず1つ目。

     


    あっ、あと、この3Cは常に変化するものなので、リスティングのキーワードや広告文や

     


    ページがずっと変わっていないというパターンも危険信号です。

     


    常に市場は変わり、お客様の心情も変わり、競合も変わるのに、リスティングが変わらない訳がありません。

     


    さて、2つ目は、1つ目で出てきた【市場(お客様)】が求めていることで、【競合】が出来てなくて、もしくは弱くて、【自社】が出来ること、もしくは強いこと。

     


    をキーワードにしたらなんだろ?というところを考えて、

     


    その【キーワード】と【広告】と【ページ】の一貫性を持つことです。

     


    この一貫性が無いパターンも多く散見されます。

     


    例えば、単品名だけのキーワードの時の広告と単品名+激安のキーワードの時の広告は違うはずですし、

     


    その先の受け皿となるページも異なるはずです。

     


    単品名もより小属性もしくは小分類でやる方がキーワードとお客様の距離が近付きますので、効果は高くなります。

     


    (もちろん一貫性が担保されていることが前提です)

     


    こうなると勘の良い人は分かると思いますが、広告グループが圧倒的に増えます。

     


    よく間違えるのが、キーワードの数をやたら増やして、登録するパターン。

     


    それをやってみてから、費用対効果の良いものを抽出する、なんていうやり方では効率は良くありません。

     


    その経営者様はこの2つを実践していただくと共に、自分なりのアレンジをしておられます。

     


    【細かすぎて伝わらないノウハウ】というような番組があれば是非推薦したいところです。

     


    10月12日13日に行われます≪ネットショップ繁盛店交流フェア≫でその秘儀を公開してもらえるようにお願いしてみたいと思います。

     


     


    さて、リスティングのお話ですが、商品力と独自固有の長所を磨き、お客様と密着した形での

     


    展開のみ費用対効果が良くなってくると思うのですが、その次の展開がソーシャルメディアだとも思っています。

     


    よりキーワードという概念やPUSH型という形式とは異なるものになりますが、

     


    【商品力と独自固有の長所を磨き、お客様と密着した形】が出来ている会社様が

     


    ソーシャルメディアが台頭してくる世になってこそ活躍されるのだと思います。

     


    ここらへんのことを今年の3月の湯川鶴章さん(TechWave主幹)や石塚しのぶさん(ザッポスの奇跡 著者)と

     


    セミナーをさせてもらった時のことのまとめとかも含めて、どっかで書きたいとも思います。

     


    あと、この方はオススメ商品の作り方も非常に上手でいらっしゃいました。

     


    単品別客層別グレード別のオススメ商品を創られていて、未だにバナーを作ることも、

     


    ページを作ることも出来ませんが、利益率も向上されております。

     


    ここらへんもネットショップの脱価格競争&利益率向上というテーマで取り上げたいと思います。

     


    ネットショップ本店サイトの繁盛事例をドシドシ出していこうと思います。

  11. 2011.08.05

    競争から共創へ

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    今週月曜日に貸衣装業界のネットショップ様が50名以上集まる会でお話をさせてもらいました。

     


    そこでは本来競合になるはずの貸衣装業界の方々がみんなで勉強される会でした。

     


    ネットショップは商圏が全国なので、地域商圏でお互いが守られるということがない。

     


    しかも取り扱いアイテムは無尽蔵に増やせるので、確実に競合になる。

     


    でも、そこに集う企業様はそれぞれの強み(独自固有の長所)を磨きあうことで、高め合う道を探されている。

     


    それぞれがとんがっていて、遠くから見ると丸く1つの強い集団として見える状態。

     


    1つ1つの力は小さくても、集合体として力を発揮して、大手やモールなどと対抗していく。

     


    競争から共創へ。

     


    中小企業の生き残る道の1つの方向性と、業界がしっかり生成発展していくための1つの方向性だと思います。

     


     


    どこかに依存している状態は怖いものです。

     


    栄枯必衰ですから、楽天もどうなるか分かりません。

     


    この頃、冗談半分でアマゾンが今の料率15%を5%、もしくは0%近くに下げて、

     


    送料は全部無料にして、当日届いたりしたら、楽天どうなるだろ?

     


    お客様がアマゾンに一斉に流れて、楽天ではポイントだけ使用されて、楽天が飛んで、

     


    楽天の売上構成比が高い会社が厳しい状態になる!?

     


    そこでアマゾンが救いの手を差し伸べて、アマゾン独占状態、、、なんちゃって。

     


    というような想像もしたりします。

     


    もちろん競合となりえる企業同士が共創へ足並みが揃うか、とか、色々と考えないといけないことはあろうかと思う。

     


    けど、可能性として取り組む価値はあると思う。

     


     


    いつもお世話になっているジェネシスイーシーhttp://www.genesis-ec.com/様もたぶん同じような思想だと思う。

     


    ネットショップの最先端を突っ走ってくれていて、そのノウハウや物流や商品登録などなどを中小の小売業様のために共有してくれている。

     


     


    今後色んな形で錦の旗をかざして、共同体が出来上がると思う。

     


    群雄割拠。

     


    それがどこが一番うまくやるのかは分からない。

     


    でもこのままでは中小企業様は厳しくなってくる。

     


    モノ作りをするか、顧客密着を極めるか、共同体で戦うか、ということへ取り組まないといけないなーと思っております。

  12. 2011.08.05

    ネットショップ強化ポイント

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    ネットショップのこれからの強化ポイントは

     


    現場力とCRM(お客様との関係性作り)になるなぁ、と思っています。

     


    現場力は特にNo2をどう育てるか。

     


    まだ月商3000万以下のショップ様であれば、

     


    いけいけどんどんのメイン担当者(ほぼ経営者か幹部)が気合い入れて取り組んだらいけた。

     


    けど、これから大きくなるには組織化も必要だし、現場のみんなの力を上げないといけなくなる。

     


    そこにはNo2の及ぼす力が大きい。

     


    あとお客様との関係性。ネットショップも成長期に入って久しい。

     


    いよいよ新規顧客の獲得は難しくなっていくし、競合は市場の成長よりも激しく参入してるし、本気出してきてるし、、、

     


    価格競争はさらに厳しくなるし、サービスは過剰にならざるを得ない、、、

     


    ライフサイクル上、そうなるのは必至。

     


    そんな中、調子よくいっているところはお客様との関係性が良いところ。

     


    言い換えると、お店都合ではなく、お客様視点でモノゴトを判断しているところ。

     


    ネットショップの運営をしていると、細かなその場その場での素早い判断が必要になる。

     


    現場の方々がそれをしてくださっていると思いますが、その1つ1つがブランディングになり、

     


    お客様との関係性を築いていっている。となれば、その力を上げればショップ力も上がる。

     


    ザッポスはお客様視点から、24時間コールセンターや返品交換OKや配送センターをケンタッキーに移設したりした。

     


    もちろんただ真似をするべきではないと思う。

     


    ザッポスはお客様視点を成り立たせるために、企業文化の浸透とPB売上や物流レベル向上など

     


    強い企業体を創っているから成せる技、、、

     


    でもやっぱりこの2つのさらに土台となるものが企業文化。

     


    やっぱりここが勝負になるのだと思う。

  13. 2011.07.26

    アパレル会社のバイヤー会議

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    アパレルのバイヤー会議に出席しておりました。

     


    全国十数店舗、年商数十億円のめっちゃ元気な会社様です。

     


    物凄くお客様のことを知っている。現場の目線、現場ならではの分析、素晴らしかった。

     


    また、売れている商品の分析や伸びている客層の分析など売れている要因も分析している。

     


    意外と失敗の分析はするけど、成功の分析はしっかりしていない企業様もあるのではと思う。

     


    成功の分析は自社が当たり前にやっていて、お客様に支持されていることだから、

     


    常に意識していないと、なんで売れているのか、なんで成功しているのか、分からなくなることもある。

     


    失敗の分析よりも大切なことである。

     


    商品がなぜ売れているのか?だれに売れるのか?そこを明確に言える商売人は売れる。

     


    そのレベルと質が大事なのですが、非常にレベルが高い。

     


    あと、よく売れていない企業や伸び悩んでいる企業は商品以外の打ち合わせが多いような気がする。

     


    けど、売れている企業は商品の打ち合わせが大きなウエイトを占めている。

     


    売場がどう、集客がどう、接客がどう、などなど。物凄い大事ですが、商品力を高めることなく、その他の要素を高めても、どうなんだろ!?と思う。

     


    一番地味だし、難しいし、効果がすぐに出ないかもしれない。でも商品力が一番大事。

     


    アパレルで衰退した企業は安易に接客を大事にしようという形に流れてしまったのも大きな要因じゃないか、と私の上司が言っておりました。

     


    そして、私がお伺いしているところは商品ありきの話をしています。

     


    というと、そこは伸びるよ。と言ってました。

     


    お客様のことを把握していて、もっと商品を売るためにはどうしたらいいのか?どんな商品なら売れるか?

     


    というところを現場のスタッフまで全員が考えているんだな、と感じてます。

     


    やっぱり一番お客様と接しているスタッフの人がどれだけそういう視点でお仕事をしているのか。

     


    そこが商品力強化にも非常に大事。

     


    じゃあなんでそんな視点が持てているか?

     


    【仕事が楽しいからだと思う。】

     


    そんな企業創りを経営者や幹部の皆様がしている。

     


    無理にマニュアルや仕組みを作っても、どうなんだろ?

     


    それより、仕事が楽しくて、もっとお客様に喜んでもらうためにはどうしたらいいのか、自主的に考えるような、そんな雰囲気・環境作りをすることが経営者の役目だと思うし、この企業様はそれが出来ていると思う。

     


    だからこそ感度も高いし、質も高い情報が商品力強化の場に出てくる。

     


    素晴らしい循環だと思いました。

  14. 2011.07.25

    業績好調な会社にみる顧客密着のあり方

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    集客と言うことについて前回ブログに書きましたが、大事にしたいのは

     


    ≪お客様との絆≫≪お客様との距離≫です。

     


    昨日、東京でミーティングさせてもらった会社様は福島県浪江の会社様でした。

     


    ショッピングセンターやホームセンターなどを経営されていて、数十億円の会社様でした。

     


    地域でなくてはならない存在。ただ、リアル店舗の方は営業ができない状態です。

     


    でも心は地域のお客様と共にあると感じました。

     


    地域のお客様が今どんな想いでいらっしゃるのか、その方々に喜んでもらうためには何が出来るのか。

     


    そのショップには週に何回も30分でも来てくれていた人たちがいて、お客様はこの販売員さんから買うという絆でつながれてました。

     


    逆に販売員は仕入れの際には、1人1人のお客様の顔が思い浮かびながら仕入れていた。

     


    このオフラインでのつながりや接客や絆をどうやってオンラインで出来るものか。

     


    一緒に考えていました。やはりそこは商売の歴戦の猛者。色んなアイデアが出てきます。

     


    この企業様なら日本版ザッポスみたいなことが出来るのではないか、と思いました。

     


    先日のEC経営研究会の午前中にジェネシスのたくさんにお願いして、ブログコミュニティの作り方を説明してもらいました。

     


    たくさんのブログ→http://www.genesis-ec.com/taku-blog/index.html

     


    前のブログでも書いたお客様がお客様を呼ぶ形を実践されていて、その形をその他の企業様にも提供してくれています。(シーポイント様にも感謝)

     


    ブログ@ナチュラム→http://blog.naturum.ne.jp/

     


    いつもEC経営研究会の後は飲みに行くのですが、(勉強会は13時~18時で、飲み会は18時~27時まで!)

     


    前回その場で、お客様に近付いていったら、良いんだ!という話になりました。

     


    お客様にどれだけ近付けるのか。ネットショップではこの課題に直面してくることになると思います。

     


    お客様に近付くことができれば、安売り競争からも脱却されます。(リアル店舗ではコンビニがそれに当たります)

     


    そのEC経営研究会に無印良品のWEB部長である奥谷様に来ていただきました。

     


    無印はソーシャルを活用されていて、リアルとネットの融合やお客様の声を商品開発に活かす取り組みなど、

     


    先進的な形で進められているので、是非お話をしていただきたいと思いまして、来ていただきました。

     


    奥谷様のご講演から様々な刺激と気付きをいただきましたが、結びの言葉で、

     


    【お客様との会話、対話の塊が我々の新しいブランド価値となり、競争優位と模倣困難性を形成する事になると信じております。】

     


    というメッセージをいただきました。まさにその通りだな、と思いました。

     


    昨日のそのミーティングの後に、ダイシン百貨店に行きました。

     


    【半径500メートル圏内シェア100%】を目指している超・地域密着経営をされている会社です。

     


    その全てにお客様視点というか、お客様と共に歩んでいる、という姿が見て取れます。

     


    商品の品揃えはお客様の求めているもの全て。リアル版ロングテールと呼ばれたこともあるみたいです。

     


    売れ筋確保の死に筋カットとは逆張り。最新の商品ではなく、本当に求められている商品を。

     


    その地域の人のインフラになれるように取り組んでいらっしゃいます。

     


    最近本が出版されました。【下町百貨店ダイシンはなぜ、不況に強いのか】西山敷さん。

     


    業績好調な会社の姿に顧客密着のあり方を感じました。

  15. 2011.07.23

    ネットショップの集客について

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    昨日のTechWave大阪塾をふまえて、ちゃんと自分メディアを復活させなければ、、、という想いが強くなり、

     


    ブログ、Facebook、Twitterなどしっかりやっていこうと思う次第です。

     


    これまで一番店主義から、商品力一番×立地一番を常に意識して取り組んでまいりましたが、

     


    立地一番という概念はソーシャルメディアの台頭から劇的な変化が生まれると思っています。

     


    ネットの台頭の前は、不動産としての立地が大切でした。

     


    ネットが台頭してからは、検索順位としての立地が大切になりました。

     


    ソーシャルメディアが台頭してからは(まだ顕在的にはしてないけど)、ファンが集う場としての立地が大切になると思います。

     


    ザッポスの奇跡を書かれた石塚さんとセミナーをさせてもらった時にこれからは、【Social Age】だとおっしゃられました。

     


    Social Ageにおいては、個が小さなメディアを持ち、その影響力が強くなるので、

     


    お客様がお客様を呼ぶ形になるだろうと思います。

     


    ですので、不動産としての立地がどこであろうと、人は集いますし、検索結果で上位表示されなくてもOKです。

     


    小手先の集客術(SEOやリスティングなど)ではなく、本当にお客様に喜んでもらう

     


    商品・サービスを提供することによる集客の比重が高まります。

     


    この頃、一番店の定義に商品力一番と立地一番に感動・共感一番を入れて、超一番店としております。

     


    感動・共感がソーシャルメディアが動く根底にあると思っています。

     


    色んな企業がソーシャルメディアの活用ということを模索している感がありますが、

     


    それこそ一度足元を見つめなおし、商品力の強化に特化していただければと思っています。

     


    ソーシャルメディアの活用を小手先ですることは間違っていると思いますし、出来ないと思います。

     


    外部からのコントロールが出来ない(しにくい)のが、ソーシャルメディアです。

     


    言い換えると、お金があるから集客できる、という時代は終わります。

     


    良い時代になるのではないかな、と思っています。

     


    お客様にどれだけ愛されているか、お客様とどれだけパーソナルかつエモーショナルな繋がりを築けているのか、これが次の時代の集客のキーだと思います。

     


    その根底には、その企業がどれだけ社員から愛されているのかがポイントになります。

     


    社員とお客様の接点の全てが、集客とブランディングを形作るものになるからです。

     


    その肝は≪企業文化≫です。

     


    企業文化→社員とお客様から圧倒的に愛される企業→お客様がお客様を呼ぶ

     


    という図式が今までもあったかと思いますが、より一層Social Ageに突入すると顕著になってくると思います。

  16. 2011.06.25

    ブログ再スタート!

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    ブログ半年もサボってました!!

     


    その間にも色々ありまして。

     


    ザッポスの奇跡】の著者である石塚しのぶさんとセミナーをさせてもらったり、

     


    Tech Wave】の主宰をされている湯川鶴章さんとセミナーをさせてもらったり、

     


    ルームトゥリード】というNGOの活動に参加させてもらったり、

     


    日経流通新聞の一面に出たり、中途採用の選考したり、

     


    バングラの国務大臣の弟と会談したり、全社プロジェクトを遂行したり、

     


    仲良くさせてもらっている会社様と日々ドタバタと共に歩ませてもらったり、

     


    去年一緒に海外行きまくった同志が独立したり。。。

     


     


    ちなみに上記同志の会社→わんピースhttp://www.onepi.co.jp/

     


    たぶんスゴイ会社になります。今から要チェックです!!

     


     


    本日は祭り用品の一番店(リアルでもネットでも)の橋本屋様に伺ってました。

     


    150坪の祭り用品専門店はやっぱド迫力です。すごいのヒトコト!

     


    【祭りで日本を元気にする】をドンドン発信していきます。

     


     


    おいらも【船井流で日本を元気にする】をドンドンやっていきます!!!

     


     


     


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  17. 2011.01.30

    新規事業のご提案

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    名古屋にて新規事業のご提案の報告をさせてもらいました。今回はいつもと違いまして、新事業立ち上げ時にフルパワーを注ぎ込むというやり方です。これまでは1店舗ずつ立ち上げてきたのですが、今回は一気に4店舗立ち上げる予定です。いずれはやらなければならない道。そうであれば、先にやっておく。すごいパワーのかかることですが、これも経営者の判断。かなりおもしろいことになると思います。また1つのパターンが確立できるかもしれません。

     

    他の人が進んだ道はさっさとすぐにそこまでたどり着いて、そこから先をすでに見ておくこと。どんだけでも前に進み、新しい道を切り拓いていくこと。これが出来る経営者の人が素晴らしいと思いますし、今日の経営者の人にはその意志も行動もあるなぁ、と感じまいた。必ずや成功に導き、新しい道を一緒に見ていきたいと思います。

  18. 2011.01.29

    shoes of preyとzazzle

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    祭り用品日本一の橋本屋様に行ってきました。今は完全オフシーズン!今のうちにハイシーズンのための準備をしておかなければなりません。3月くらいまでには準備が仕上がるかな、ということで、今年のハイシーズンもワクワクです。

     

    さて、そんな中、色々なところに話は飛ぶのですが、おもしろいサイトを共有しておりました。

     

    まず1つ目がシューズオブプレイshoes of preyというサイトです。これは何かと申しますと、自分1人のための靴が作れるサイトです。しかも簡単に自分のオリジナルが作れる。しかも予算も範囲内に落とし込んできます。色や形状も色んなパターンから選べます。メガネで好調なJINSも同じような形です。

     

    もう1つ。ザズール。こちらも色んな人がデザインを持ち寄って、形状も選べて、1つから購入できる仕組みです。

     

    自分オリジナルのものが色んなパターンの中から作れる。これが時代の要望なのかもしれません。これをどう活かすのか、次にどう行動に繋げるのか。ここが勝負です。

  19. 2011.01.28

    weggle

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    新聞社の記者の方と情報交換しておりました。メディアの方も毎日取材や色んな人と連絡を取り合っていると思いますので、物凄い情報をお持ちでした。

     

    これからの業界の動き。色んな気付きをいただきました。

     

    1つはウィーグル(weggle)という英国の会社。自転車屋さんなのですが、世界的な物流を構えていて、世界中どこでも送料5000円という形になってきているみたいです。世界はここまで小さくなったか!ということを思う次第ですが、もうこうなったら全世界送料500円になる日も近いですね。日本でも送料500円以上取っている会社がまだいる!ということに愕然とする日がくるかもしれません。日本ではもうすぐ全商品送料無料時代に突入していくと思われます。それが当たり前化していくということですよね。それは一部だから、自社はしない!というか出来ない!ではもう時代に取り残されていきます。そうなる時代を見据えて、どうするのか。ここが経営判断になってくるのだと思うのです。情報は非常に重要です。ただ、それを知っているだけではなんともなりません。次の行動に活かしてこその情報です。

  20. 2011.01.27

    ネットショップの繁盛店

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    ネットショップの繁盛店様にお伺いしました。打ち合わせの際に、それぞれの方の1日の業務スケジュールをまとめていただいた紙を見せてもらいました。やはり売れてくると、バックの業務に手を取られて、前に進む動きが遅くなります。

     

    これはどんな会社様でも一緒なのかもしれませんが、そしてそうやって大きくなっていくのかもしれませんが、それを素早く把握し、それに対応していくこと。これが大切なのだと思います。

     

    その第一歩はこのように業務を棚卸してみること。どこがボトルネックになっているのかも見えてきます。1枚の紙に書いてみるだけで、これをこうしたらいいのか!ということがダレの目にも明らかに出てきます。それでやってみて、また改善していく。その繰り返しをすることです。最低でも1日の半分は前に進める仕事のために使いたいところです。そうでなければ、競争力は付きません。するとまたすぐに追いつかれて、というラットレースです。突き抜けなければなりません。