1. 2012.08.29

    繁盛店から見る方向性 その1-【好きなことしながら脱効率化】-

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    色んなショップに行く中で【楽しいなぁ】とか【おもしろいなぁ】とか【ステキやなぁ】と感じさせてくれるショップの共通項。

     


    ≪脱効率化して、自分たちが大切にしていることを伝える・表現する。≫

     


    ≪脱効率化して、顧客密着・感動接客をしている。≫

     


    ということ。(もちろんお客様に価値を生むこと以外では効率化してないとダメ)

     


    自分の好きなことやってるから、自然にそうなるのだと思う。

     


    勉強のためにお伺いさせてもらった繁盛店の経営者の方と話していると特に感じる。

     


    静岡の橋本屋さん(http://www.hashimotoya-maturi.com/)は【祭りで日本を元気にする!】という想いを伝えるために。

     


    北関東のサトーカメラさん(http://www.satocame.com/)は【想い出をキレイに一生残すために】という想いを伝えるために。

     


    京都の衣さん(http://www.koromo-kyoto.com/)は【布に魂を入れてくれる職人たちの思いを伝えるために】という自分たちの大切にしていることを伝えるために。

     


    などなど、他にも紹介しきれないくらいたくさんステキな企業がある。

     


    商売であればココロを動かしてなんぼ。

     


    ただたんに【モノ】と【カヘイ】を等価交換しているだけだったら安いとこにいく。

     


    安くないと売れないとも思わない。売場がでかくないと売れないとも思わない。

     


    でもココロを動かすことが出来なくて、売れないのはしょうがない。

     


    ココロを動かすことが出来なかったら、安いところ、商品が多いところ、で買うんだろう。

     


    でも消費者も本当は安いところ、商品が多いところばかりで買いたいとも思っていない。

     


    損か得か、というテーブルの上に判断基準がのった瞬間、大手が勝つ。

     


    でも、好きか嫌いか、というテーブルの上に判断基準がのった瞬間、中小が勝つ。

     


    中小企業は自分の好きなこと、大切にしたいこと、をもっともっと大事にして磨き上げて伝えたら良い。

     


    大手みたいに何かにとらわれることなく、調整することなく、自分の好きなように。

     


    お客様を喜ばせて楽しませて繁盛しているショップがたくさんある。

     


    小さくてもいいからそれぞれの事業ドメインでステキな個店が力強く経営する。

     


    そういう個店が多いところは地域としても魅力的だと思う。(人間味溢れる下町とか、台湾とかバングラデシュもそうだった)

     


    どのお店も同じような大手チェーンしかないところと人間味溢れるおもしろいおっちゃんおばちゃんのお店がたくさんあるところ、どっちが良いんだろう?どっちが行きたい?

     


    ソーシャルの時代になり、主権が生活者に渡ったのであれば、そういう時代の引き戻しがあるのではないか。(地域活性化と中小企業の台頭)

     


    ネットショップもそう。商品数が多かったら売れるというのはもうおしまい。

     


    デバイスもスマホに移行していっている。

     


    (3年で最低でも流通は3倍くらいにはなると思う。こんな成長市場なかなかないと思う)

     


    ライフサイクルも転換点間近になってNo1からOnly1(自分に合ったお店)へ。

     


    (大型店は集約され、セレクト型が出てくる。業種や単品という縦串ではなく、コンセプトや想いという横串でのショップも今よりも成り立ちやすくなる)

     


    共通していえるのは、より個へ。より小へ。

     


    商品とお客様をつなぐものが商売人であれば、そこを展開していくものがコンテンツ(その流通を早くさせたり、見つかりやすくするのがソーシャルメディアかもしれない)

     


    かけ声とか接客みたいな役割を果たすもの。だから本当に商品とお客様のことを知っているところが強い。

     


    ただ単に販売力があるから、安く仕入れられるとかいうショップは厳しくなってくる。

     


    1人1人のわがままなお客様の心やニーズや問題にピタッと寄り添わないといけない。

     


    だから売れない商品を登録するよりも、商品とお客様のことを考えてコンテンツを作る。

     


    (ここらへんが出来てると本店サイトの売上構成比が高い。できてなければモールの売上構成比が高い。これからの流れを見ても、モールの売上比率が高いショップは超危険信号)

     


    (アマゾンの動きも楽しみ。品揃え、価格、納期はものすごく強いが、ここらへんの血の通うところ(コンテンツ系)はどうしていくだろう・・・レコメンドという意味ではなく。ソーシャルメディアと連携しても解決しないと思うし・・・ウィキペディアみたいな方向なのかなぁ。。。)

     


    客層ではなく、個へ。客層別対応ではなく、あなた対応へ。

     


    大手さんは図体がでかくなって、なかなかスマホ対応(スマホ最適化)できないかもしれない。

     


    大手さんはお客様の数が多いから、売上や効率化が求められるから、個の対応が出来ないかもしれない。

     


    どう考えても中小企業が自分の好きなことを楽しくやる形が大きな流れになりそう。

     


    お客様の物理的にも心理的にも近い距離にいることが出来るし。距離の近さが中小の強みの1つ。

     


    近い距離にいることができたら、価格の優先順位は下がる。

     


    今の形の大きなビジネスはどの距離で商売していくのだろう?成り立たなくなるのかもしれない。

     


    中途半端に全部カバーしようとすると、お客様との距離が中途半端になり、誰からも見向きされないようになるかもしれない。

     


    個店がそれぞれの良さに磨きをかけて、志や自分の好きなことを宣言する。で、本気でやる。

     


    そうすると、今の構造はひっくり返る時がくるかもな、とも思う。

     


    ココロを揺さぶるためには、効率化ではない。プロの商売人の人間臭さや心。

  2. 2012.05.05

    差別化と非成長時代のマーケティング

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    差別化って簡単。

     


    1人1人必ず違うから。だからどの企業もショップも差別化できてるはず。

     


    あとはそれぞれの人(企業)の良いところを伸ばしてあげる。

     


    自分が好きなものも、自分が好きな人も、違うだろうから、とことん【好き】にのめりこんだらいい。

     


    それは商品と顧客に密着することになり、商売繁盛に繋がる。

     


    答えはそこにあるんだろうと。

     


    そうすると、価格とか品揃えとかではなく、競争とかでもなく、

     


    ≪あんたから買うよ!!≫≪あんたが勧めてくれたものだから買うよ!!≫となるんだと思う。

     


    そうしたら、非競争になる。

     


    シェアの奪い合いではなく、顧客創造・価値創造になる。マーケットは拡大する。

     


    大企業ではなく、中小企業や個店がその役を担ってると思う。

     


    なかなか大企業は自分の【好き】に対して自由ではないから。

     


    すぐに数字に表れなかったり、急成長は望めないから。

     


    中小企業の好きなことしてるおもしろい会社が色んなことにチャレンジして、

     


    新しい顧客や価値を創造すると日本が元気になる。

     


    そんなおもしろい会社とかショップが増えると街が楽しくなる。

     


    売上アップや効率化は望めないかもしれない。

     


    非成長時代のマーケティングとはそういうもんなのかな、と。

     


    成長しているけど、苦しそうにしているより、微妙にしか成長してなかったり、横ばいでも、

     


    楽しくする方が大事。そうしてると、なぜか成長したり、ずっと永く続く企業・商売になる。

     


    この頃、そんなキラキラした会社様や商売人にたくさん出会えてる。(もちろん繁盛してる)

     


    ありがたいことである。

     


    大手さんは成長を義務付けられているから、海外に活路を見出すしかない。

     


    どうせなら、全部海外に行ってもらって、日本は中小企業で溢れたらおもしろいのかも!

     


    どこに行っても同じ商品が同じような価格で同じような販売方法で売られているようなお店はおもしろい?

     


    その土地土地によって違ったり、その時の気分によって色々提案してくれたり、

     


    お買い物に驚きと喜びを与えてくれるようなお店が良いな。

     


    でも、売れてくると、同じことをするようになっていくんだろうな(笑)

  3. 2012.02.05

    日本のモノヅクリ カイハラ様

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    広島県福山市にあるカイハラ様(http://www.kaihara-denim.com/index.html)を訪ねました。ブルーデニムの分野で国内No1のシェアを誇る企業様です。貝原会長にカイハラやモノヅクリに対する想いをお聞きしました。

     


     


    日本のモノヅクリが世界と戦っていく上でのポイントをお聞きしたところ、新商品開発、品質の再現性、納期、アフターサービスの4点をお話いただきました。

     


    デニムのトレンドを創っていこう!世界のトレンド作り!世界一のことしかやらない!という会長のお言葉からその決意と想いが伝わってきました。やはりそういう想いがなければ、価格競争になってしまったり、すぐ真似されたりするのだろうと考えさせられました。

     


    そして一番失敗している会社だと誇りを持ってお話いただきました。失敗の数が凄かった。。。そのチャレンジ精神が良いモノヅクリを推し進めているのだな、と。

     


    世界中のメーカーに自分たちでプレゼンをしに行く。ダイレクトマーケティングを実施されているということ。間に商社などを通すことはしないのだそうです。自分たちが直接行って、ニーズを聞いたり、動向をうかがったり、そして提案をする。プロだからこそそれをやらないといけない、と。

     


    また、会社の歴史は資料館(糸一筋の資料館)がありまして、そこで詳しくご説明いただきました。

     


     


    創業の頃から、不便なところで起業したから、それでも来てくれるモノを作ろうという意識が高かった。のだと言います。それが社訓の【桃李不言下自成蹊】という文字に表れているのかな、と想いました。商品の根本的な価値で勝負しようという心意気を感じます。その【桃李不言下自成蹊】の碑の後ろには綿が育てられています。原点を大事にする意識がしっかり伝えられているのだと感じました。

     


    会社が傾きかけた時に紡績会社からデニム作ってくれない?と言われた時、1週間東京の若者たちが穿いていたデニムをずっと観察・研究し、そこからフィリピンでデニムの織機があるという話を聞いて、写真2枚を撮って、そこから織機を手作りで作られたというのです。機械を買ったのではなく、写真を見ながら自分たちで作っていったのです。そこからカイハラで使われている機械は自分たちで作るようになったのだと言います。0から1を作り続けてきたカイハラのDNAが世界と伍して戦えるモノヅクリを支えているのだと思いました。

     


    【一本の糸で社会に限りなき幸せを---それが貝原のねがいです】

     


    カイハラの方々は先代・先輩に対する感謝の想いを非常に強く持っていらっしゃいました。そしてその想いに恥じないように原点をしっかり見つめながら、世界一の商品を作っていく、という想いを胸にモノヅクリをされているのが印象的でした。

     


    このような機会をいただきました貝原会長に感謝。

     


  4. 2012.02.05

    日本のモノヅクリ 坂本デニム様

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    広島県福山市にある坂本デニム様(http://sakamoto-d.co.jp/)を訪ねました。デニムの染色を専門とされている創業120年の企業様です。坂本量一社長に坂本デニムやモノヅクリに対する想いをお聞きしました。

     


    デニムの生産量はピーク時の1/3。10年前の半分。リーマンからさらに3~4割減ったという厳しい状況の中、どのようにして日本でしか出来ないモノヅクリを究めていくのか、そのヒントを伺いました。

     


    元々昭和50年代、なぜ日本のモノヅクリが世界一と評されるようになったか。

     


    それは、熱心なやり取り、誠実さ、日常的に改善していたから。何かを意識してなったわけではない。日本人は社長以下一丸となって創意工夫していた、と。欧米では工場で働いている人のモチベーションや創意工夫という文化がなかった。その理由は詳述しませんが、日本は単一民族であり、意思疎通がうまかった点が奏功したと思う。

     


    そして、日本が欧米に追いついたわけです。一緒のレベルにはなった。さて、その後。その後が凄かったのだと教えていただきました。

     


    付加価値と差別化。ここでジャパンブルーへの帰結があった。日本人のDNA、日本人として藍色が好きという民族性。それは糸の開発と色の研究という形になって表れる。機械では出せないと思われていた手作りの温もりを感じさせる生地をどう作るのか、天然染色の藍色にどこまで近付くことが出来るのか。その飽くなき追究が他の追随を許さないところになっていたのだと。

     


    大手のデニムメーカーさんはやはり量販ライン(ある程度安い価格である程度の品質)を求められるので、そこではなく、本当に分かってくれる対象をターゲットとしたモノヅクリをしていらっしゃる。人件費の高騰や円高など外的要因が大きくなり、日本のモノヅクリが厳しくなっている中でも戦えるモノヅクリ。

     


    どこの業界でも同じような問題を抱えているのではないかと思う。そして選択肢としては、高付加価値、低コストを推し進めることになる。低コスト化を推進するために一番良くある選択肢は日本から出るという選択。けれどもこれでは【企業は残っても国が廃れる】そうではない道。日本でやるには?日々の改善は当たり前。

     


    コストを下げるのも科学的根拠を持って取り組まなければならないと教えていただいた。坂本デニム様では、海外移転やリストラではなく、薬剤や蒸気などのコストを下げ、同時に省エネへ舵を切られたのである。

     


    しかも少しの改善ではない。やはり2桁数字が変わることを追い求めないといけない、と。染色では重油を大量に使う。従来では温めながらしていた工程を常温で出来ないか?と考え、試行錯誤する。また、薬剤を使用せずに水だけで洗浄することはできないか?と考え、試行錯誤する。

     


    今の量販ではないメーカーが求めるもの。デザイナーが求めるもの。それは再生可能な世界の実現。環境配慮。その想いに応える形で試行錯誤は続けられて、今ではさすが日本のモノヅクリと言われるところまでになっていらっしゃる。

     


    もう1段階のブレークスルー。コストを下げて、環境配慮もする。日本はさすがだな。と思われたい。

     


    どの業界でもそうだけど、業界の慣例や常識的にムリというお話によく出くわす。ただうまくいっているところはその壁を突破するために努力を続けている企業なんだと思う。『いやー、それはこの業界ではムリだね。常識的に考えてもそれはダメだ。』という言葉が出たら、そこが狙い目である。どの企業もそう思っているのであれば、ブレークスルーした時の差別化は大きなものになる。

     


    中国やバングラデシュのモノヅクリも見てきたけど、やはりこのレベルのところにまでもっていくのは難しいと思う。現状ではより安く、品質を高める、というレベルであり、独創的な工夫や視点によって、付加価値を付けようと企業一丸となってやっているところはあまり聞かないし、そのようなニーズも切羽詰った状況もない。

     


    環境配慮というのも、オーガニックコットンを使っているだけというのでもダメ。それを染めるためにどれだけの重油を使っているのか、洗剤を使っているのか。そこをも配慮していかないと。また、坂本デニム様では社員食堂で出たゴミや家庭で出たゴミは生ゴミ処理機で肥料にされている。それを綿畑に撒いていらっしゃるのである。しかもしれが当たり前。環境配慮だからやっているのではなく、当たり前のこととして取り組まれている。私たちがお邪魔した際にもみなさま当たり前のように全員席から立ってご挨拶いただいた。

     


    やはりそのような企業文化があってのモノヅクリだと思う。

     


    本気の人たちが現場バリバリでモノヅクリに取り組む姿勢、業界の常識や慣例に囚われないチャレンジ精神、それを良しとし社員一丸となっての企業文化の体現。

     


    このような機会をいただいた坂本社長に感謝。

  5. 2012.01.15

    自由に楽しんだもの勝ち

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    ペットショップでの出来事。

     


    そこはリアル店舗(3店舗)もネットショップも行かせてもらっておりますが、全店舗昨対クリアということで素晴らしいことだと思います。

     


    ネットショップで昨対をクリアするのは業界自体が成長期なので、当たり前だと思います。

     


    ただ、ネットショップ業界も今の成長率を見ていますと、成長期から成熟期に入ってきているな、と感じます。

     


    また、大手の本格参入や競合の一点突破などで苦しい戦いを強いられる可能性も高くなります。

     


    ライフサイクルが進むと広告におけるパフォーマンスも低くなっていきますし、価格競争も激化しています。

     


    ペット業界のネットショップであれば、商品名で検索されて価格競争になるパターンが当てはまります。

     


    これからの中小企業のネットショップ(リアル店舗でも)が目指すべきは?

     


    ロングテールの中でショート・ミドル・ロングと分類されますが、

     


    中小企業のネットショップは【ミドル】を最大化させていかないといけないと思われます。

     


    ショートヘッドは価格競争になり、大手のものになります。

     


    ロングテールはいかにコストを省力化できるか、という勝負になります。

     


    ミドルボディこそ価値を伝え、お客様のニーズを喚起し、売り筋として利益も残しながら、

     


    売っていくことができる領域になりそうな気配がしています。

     


    そのためにやるべきことは【プロ化】と【楽しむこと】です。

     


    その商品がだれにとってどんなときにどういいのか、それはなぜなのかを伝えるのはもちろんのこと、

     


    ニーズ別やシーン別などお客様と密着する提案・フィールドを創ること。

     


    そしてそのお店、人、商品に対するコンテンツをどんどん発信していくことが大切です。

     


    品揃えが多ければ勝てる時代がありました。

     


    これからの中小企業はそれにコンテンツをプラスしていかないといけません。

     


    よりセグメントされるようになると考えられますが、自分がプロとなれる場所。

     


    プロでなければ他のショップと同じと見られたり、商品を再度検索されて価格の安いところで買われます。

     


    ここで買った方が良い。○○のことだったら、ここだよね、というところまでもっていかないといけません。

     


    そのためにもセグメントは必要です。全部が全部プロにはなれないので。

     


    そして楽しんで取り組める場所でとことんこだわる。ということが大事になりそうです。

     


    主体が楽しんでないと、受け手は入ってきてくれないですし、広がりもしません。

     


    そして楽しんでいると、色んな工夫や、よりお客様のことを思う気持ちが芽生えます。

     


    お店が主体となってまずは発信し、その後お客様や消費者も巻き込んでのコミュニティ化が進む、

     


    という流れを目指して、どこにでもある商品だけど、価格競争に巻き込まれずに売上・利益を上げていくモデルを創り上げたいと思います。

     


     


    楽しむことで業績は上がるのではないかとこの頃考えています。

     


    この頃、業績が上がっている企業や永く続く企業を見ていても、楽しんでいます。

     


    業績が上がっている企業は忙しいとか辛いことももちろんありますが、

     


    忙しいけど楽しい、辛いけど楽しい、というプラスαの転換が出来ているな、と思うわけです。

     


    うちの会社でも良く働く人がたくさんいますが、めちゃくちゃ忙しいけど楽しい、というのが

     


    一番成長するし、人様のお役にも立っているのだと思います。

     


    そのためには自由であることも重要なキーワードだと思います。

     


    自由であることも業績が上がっている企業のキーワードになっている気がします。

  6. 2011.11.24

    キュレーション

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    先日のトニーシェイ来日公演の中で石塚さんが言われていたことにハッとしました。

     


    『ソーシャルな時代の力を責任をもって行使すべき。』

     


    『だから企業のメッセージで消費行動を変えないといけない。』

     


    Social Ageというものを考えるきっかけを与えていただいた石塚さん。

     


    ソーシャルとは主権が生活者・消費者に移ったというパラダイムシフトである、ということも教えていただいた。

     


    斉藤徹さんの【ソーシャルシフト】この本も必読ですが、

     


    今の生活の中で99.996%はスルーされる情報である、ということが書いてました。

     


    そんな中で大事になってくるのが【キュレーション】なのではないかな、と思っております。

     


    世の中に埋もれた本当に良いものと出逢う可能性を高めるとも思ってます。

     


    参考→http://social-shopping.jp/archives/1494

     


    本日の朝、プロとして特定業種でコンテンツを書いていらっしゃる方から、

     


    ユニークユーザーが3倍になりました、という報告を頂いた。

     


    良質なコンテンツを提供されている方にアクセスは集まるのだと思う。

     


    TechWaveを主幹されている湯川さんも【Contents is King】とおっしゃられている。

     


    商品のことをとことん知っている本当の商売人が良質なコンテンツを提供すると、

     


    素晴らしい商品作りをすればお客様に伝わるという時代が来ると思う。

     


    最終的には周りの人が勝手に集客してくれるようにもなると思う。

     


    お客様の商品に対する価値も多様化の途中だけど、整理され、明確になっていく。

     


    小さい業種でも小さいテーマでも良いけど、それぞれベスト情報提供者が現れる。

     


    消費者の消費に対する意識も上がっていかないといけない。

     


    アマゾンみたいに商品数を最大化して、システマチックに行く方法もあれば、

     


    ザッポスみたいに顧客に感動を届けるというミッションの元、顧客密着化する方法もあれば、

     


    小さな専門店としては、良質な情報提供と良質なモノヅクリを推し進めるというのも、

     


    今後の道の1つではないか、と思う。

  7. 2011.09.02

    顧客密着(アナログVSデジタル)

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    先日、オプト会長の海老根様とソールドアウト社長の荻原様と弊社役員の五十棲と福岡でセミナーをさせてもらいました。

     


    九州の通販の有名企業様ばかりお集まりいただき、今後の通販企業の戦略というテーマで。

     


    私がお話させてもらったことの根幹は【顧客密着】について。

     


    これからはソーシャルメディアなどのデータマイニングが盛んに行われると思います。

     


    ただ私はどこかでやはり【商売人の勘】というものがポイントになると思っています。

     


    ザッポスの奇跡の著者である石塚さんとセミナーをさせてもらった時、一番印象に残っているのが、

     


    これからは【Social Age】、主権が生活者・消費者に移るというパラダイムシフト。とおっしゃられていました。

     


    であれば、やはり生活者や消費者に近い人が強くなる。

     


    そして、それはデータをにらめっこしている人ではないと思うのです。

     


    また、この頃CRMの方ともよくお話をさせてもらいますが、どこかで限界を感じてしまいます。

     


    それは人間のことを何かの項目・属性によって分類していることへの違和感でしょうか。それが詳細なクロス検索であっても一緒です。

     


    その人がお買い物をする時どんな想いだったのか、どんな生活の背景があるのか、

     


    誰のどんな情報に影響されたのか、たぶん画一的には語ることの出来ないことが多いと思います。

     


    また、どれだけデータマイニングしたところで、CRMでしたらお客様の属性や購入履歴からしか読み取ることは出来ませんし、

     


    ソーシャルメディアのデータマイニングにしても、その人の全部が全部ソーシャルに載っているわけではありません。

     


    逆に大切なポイントが抜けている可能性が多いのではないかな、と思うのです。

     


    データを重視しすぎて、本当のお客様の息遣い・温度・気持ちを知らずに意思決定していないだろうか。

     


    企業の都合でお客様をコントロールしようとしていないだろうか。

     


    私は基本的に色んな場所に行って、昔ながらの商売人の人と話すのが好きです。

     


    商売のことも色んな商売人から学ばせてもらっています。

     


    その人たちはお客様をみんな知っていて、顔なじみで、今の気持ちや未来のことまで把握していたりします。

     


    それは顧客名簿には載っていません。でも肌で感じています。

     


    それが研ぎ澄まされ、長年の経験や関係性を築く中で、その方にとって本当に

     


    ベストなものをベストな時にベストな価格で提供することが出来るようになっていくのだと思います。

     


    お買い物をしてもらわなくても、お客様を笑顔にすることが出来ます。

     


    これからさらにITやWEBの能力・精度が上がっていくと思います。

     


    だからこそ【商売人の勘】や【アナログな提案】をしていかなければならないと思います。

  8. 2011.09.02

    上海・杭州視察ツアー

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    先日、お忙しい中、調整いただいてアリババの岡田取締役と赤塚部長とお会いさせてもらいました。

     


    9月26日27日の上海・杭州視察ツアーの件と中国&世界展開について。

     


    アリババは世界190ヶ国に2000万人の会員を持つ世界最大のBtoBマーケットプレイス。

     


    タオバオは中国イーコマースの80%のシェアを誇り、3.7億人のユーザーを持つCtoC。

     


    タオバオモールは中国ショッピングサイトのシェア50%弱のBtoCサイト。

     


    中国に進出する際にも、世界に進出する際にも、非常に強力なパートナー。

     


    日本にいながらメーカーであれば月額5万円で世界のバイヤーに自社商品を売り込むことが出来ますし、

     


    今急成長のタオバオに進出し、将来の柱となる事業を築くことも出来ると思います。

     


    色んなお話をうかがい、その可能性と未来が素晴らしいものであることを再認識しました。

     


    成功事例もいくつも生み出し、しっかりとした知識・サポートがあれば、中国や世界への展開ももうすぐ一般的なものになると思います。

     


     


    今回の上海・杭州視察ツアーのみならず、日本でのセミナー、具体的な世界&中国進出のあり方・やり方など

     


    様々な形でご一緒させていただきたいと思っております。

     


    どんどん世界・中国の進出などもお手伝いしていきたいと思います。

     


     


    ちなみに上海・杭州視察ツアーではアリババ様やヤマト運輸様や現地で活躍されている

     


    中小企業様や中国進出サポートをされている会社様など色んなところを回ろうと思っております。

     


    9月26日27日(現地集合現地解散)で費用は10万円です。

     


    ご興味いただいた方がいらっしゃいましたら、左上部からメールを送っていただけましたら詳細内容を送らせてもらいます。

     


    中国進出を考えられている企業様は是非!!

  9. 2011.08.14

    TechWave大阪塾

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    TechWave大阪塾の勉強会が金曜日にありました。

     


    アップルから一番信頼されているジャーナリストである林信行さんがゲスト講師。

     


    ものすごくたくさんの事例とアップルやソーシャルについての最新生情報を教えていただきました。

     


    爆発的におもしろかったです。様々なヒントや気付きがありました。

     


    アップルに関して言えば、なんでアップルには熱狂的なファンがいるんだろう?

    また、アップルの(商品の)基準(何がOKで何がダメなのか)はどうやって決めているのだろう?

    という、いつも気になっていたことを質問したり、考えたりしました。

     


    湯川鶴章さんと話していておもしろかったのは、アップルファンは反感びいきという側面もあった。ファン(お客様)が世の中を変えよう!応援したい!と思っていた。アップルを応援しているのがかっこいいい、ということ。それが先日時価総額世界一になってしまった。その後どうなるのか!?ということ。

     


     


    市場シェアはノキア32%、アップル4%、サムスン21%。

    利益シェアはノキア15%、アップル50%、サムスン13%。

    これが意味するところと、アップルの凄さ。

     


     


     


     


    アプリ市場は世界で39億1000万ドル。ノキア314M。アップストアで74%の2910M。アンドロイド390M。この凄さ。開発者もiphone向けを先に作る。

     


    あと、http://www.asymco.com/のサイトはおもしろい情報がたくさんのっているからオススメということです。

     


     


    ソーシャル系のお話は事例がメインでしたが、ここまで進んできたんだ、、、世の中変わりそう・・・というお話ばかりでした。

     


    TSUTAYA、シェアリング系、みんなの経済新聞、Mirroir、Ken3TV、

     


    チャビオ、Haoreba、ジャランの電子書籍、大丸のファッショニスタ診断などなど。

     


    事例と解説を聞いてたら、ものすごいインスピレーションが沸いてきました。

     


     


     


    ちょっとこれからのお話としては、

     


    HTML5のお話、iOSのお話、ウィンドウズフォンのお話、GPSが入ったToDo、バーチャルからリアルの可能性、データ売買の可能性などなど、おもしろかったです。

     


     


    あと、これまでのインターネットの問題は集めてくるばっかりだった。これからは情報を絞り込むこと。

     


    これをどう連動・活用させていくのか。

     


     


    あと、個人的におもしろかったのは、

     


    アパレルでバーチャルファッションショーから型紙を作る話や、Genius Barの役割など。

     


     


    こういった流れや事象が小売業にどうインパクトをもたらすのか、という視点でずっと聞いてました。

     


    多くの気付きや学びをまた色んな形で実践・世に還元していきたいと思います。

  10. 2011.08.11

    ネットショップのCRM

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    本日夕方からネットショップのCRMを提供している会社様に呼ばれたので行きました。

     


    これからのネットショップはCRMが非常に大切だと思ったので。

     


    でも、お話を聞いていると、WEBだけでの限界が見え隠れします。

     


    受注情報やお客様情報の絞込みやその人たちにメールなどでアプローチするとか、

     


    そういうことは基本的にはCRMをうたうところだったらどこでもやってると思います。

     


    そうではなくて、お客様の情報の詳細まで取得できるノウハウとか、

     


    お客様のオフラインでの活動や、そのサイト以外での活動などもデータ取得してくれるとか、

     


    (それは他社とのデータ連携や、ソーシャルでのデータ取得からのデータマイニングなどが必要!?)

     


    そのお客様固有のアクセスの解析まで見れるとか、そんなんがあればすげぇ!と思います。

     


    (だれか作っていただけないでしょうか)

     


    また、CRMのお客様との関係性作りが【メール】というところにも若干の違和感を感じました。

     


    リアル店舗であれば、Face to Faceで接客しているので、

     


    お客様の属性データや趣味嗜好や感情などなど、アンケートとかネットの項目とかで取れない情報も接する中で取得できてました。

     


    しかも趣味嗜好や感情は変化するものでもありますので、リアルだとそれが分かります。

     


    けど、ネットではわざわざ自分の属性情報を更新してくれる人はいません。

     


    そこが項目取りでのお客様情報の限界かな、と思います。

     


    やはりそこにもソーシャルメディア(個人の属性情報や感情などのデータの宝庫)が

     


    どのように絡んでくるのか。どうやって情報取得して、分析して、活かしていくのか。

     


    どこがいち早く取り組んで精度の高いものをリリースするか。

     


    非常に楽しみです。(早くだれか作ってください)

     


    そう思うと昔の商売人の方は何十年間もそんなことをしてきたんだと思います。

     


    本日昼からは奈良の企業様に行っておりました。

     


    そこの常務さんは朝から現場に入ってらっしゃったみたいなのですが、

     


    オープン前に並んでくださるお客様と世間話をし、暑いだろうからと言って、

     


    オープン前にもかかわらずお客様をお店の中に入れて、冷たいものを出して、お待ちいただいたらしいです。

     


    そんな姿を見ているから、現場でもその意識が浸透するんだ、とおっしゃられてました。

     


    率先垂範ですね。

     


    お店都合ではなく、お客様都合でモノゴトを判断する。

     


    ソーシャルメディアでCRMの精度が高まったとしても、

     


    それをデータとしてだけ見て、何かアプローチをするというのは、ちょっと違うのかもな、とも思いました。

     


    人間臭さの残るコンシュマーリレイションシップを築いていかないといけないと思いました。

  11. 2011.08.10

    リアル店舗の集客

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    ネットショップばかりやっているわけではないのです。

     


    本日は実店舗を3店舗展開されている企業様のところへ。

     


    ここではチラシのことや商品力強化や接客力&営業力強化などをお手伝いさせてもらっております。

     


    さて、実店舗かつ路面店(ショッピングセンターなどの商業施設に入っていないパターン)の

     


    売上や集客。厳しいところが多いのではないかと思います。

     


     


    リアル店舗でじっくりボーっとしておりました。

     


    一番不思議だったのは、お客様が商品を取られて、レジに持ってこられて、会計が済んで、お帰りになられる。

     


    これをふつーにしていること。

     


    なんの価値の提案もしていない。

     


    もちろん商品を並べて、売場を創っているだけでも、立派な提案と言えば提案ですが。

     


    それではお客様がびっくりするくらい来る大繁盛店にはならないと思う。

     


    とりあえず地域一番の声でお迎えし、お客様がお店を出られるまでに最低1回は笑顔になってもらい、

     


    別にお買い物をされなくても、あー来て良かった、と思ってもらえるかどうか。

     


    ちょいと気の利いた一言くらい言えるかどうか。

     


    チラシを打った時にだけ祈りながら集客を待っていてもダメ。

     


    日ごろのお客様への全てが集客に直結する。

     


    これからはお客様とスタッフの全てがブランディングになり、

     


    接客というのはお店に来てもらってから始まるものでもなくなる。

     


    ソーシャルメディアがそのキーになるんだと思うけど。

     


    積み重ね。積み重ね。絶対にお店を出るまでに喜んでもらうんだ!笑顔になってもらうんだ!

     


    というのは、別にお金もかからないし、値引きもしていない。

     


    チラシで特売を出すよりも、店頭で割引をするよりも、効果があると思う。

     


    あと、商品の棚だしの時に聞いてみた。

     


    『これってどんな人になんで売れるんですか?』

     


    これにすぐに的確かつ明確に答えれたら、それは売れるだろう。

     


    それぞれの商品には役割がある。

     


    どの客層に対してのものなのか。目玉商品なのか、オススメ商品なのか、見せ筋商品なのか。

     


    とりあえず置いておく、というのは意味を成さない。

     


    その商品の想定客層はどんなハッピーな未来を描いて、その商品を購入しようとするのか。

     


    何を解決しようとしているのか。では、それを買ってもらった後、どのくらいの期間で、

     


    次どんな商品を買ってもらえるのか。それくらいのことは考えながら、棚だししてくださいね!とお伝えする。

     


    商品の役割を把握してなかったら、売場のどこにどうやってどう見せて置けばいいのかも決まらないはずだし、

     


    どんな人にどうやって接客をしたらいいのかも分からないはずである。

     


    置いてて売れたらめっけもん!みたいなやり方をしているとリアル店のしかも専門店の意義はなくなる。

     


    ネットの方が安いし、品揃えも多いし、自分の好きな時に好きなペースでお買い物が出来る。

     


    なんでリアル店舗のしかも専門店に行くのか。改めてその価値、真価が問われていると思う。

     


    逆におもしろいと思う。どんどん業績を上げるショップも続出するだろう。

     


    商品を知り、お客様を知る。そして喜んでもらいまくる。

     


    これを現場のみなさんが何気なく出来るようになれば、お客様も自然に集まってくると思う。

     


    そしてお客様がお店やスタッフを育ててくれて、勝手に繁盛店にしていってくれる。

     


     


    美容室で日本一坪当たり売上高の高い経営者の人がこんなことを言っていたらしい。

     


    どうやったら流行を生み出せるんですか?との質問に、

     


    カットだけで10000円以上するお店に来てくださるお客様はめちゃくちゃ勉強してるし、要求レベルも高い。

     


    そんなお客様にどうやったら満足してもらえるのか、徹底的に追求していっただけですよ。

     


    というような内容のことを言っていたらしい。

     


    まずは目の前のお客様を徹底的に満足してもらうために、出来ることを現場のみんながやること。

     


    それがリアル店舗の集客の唯一無二の方法になるんじゃないかと思う。

  12. 2011.08.10

    ネットショップ本店サイト集客事例(リスティング活用法)

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    ネットショップ本店集客で非常に素晴らしい成果をあげられた方を紹介させてもらいたいと思います。

     


    リスティングの活用法なのですが、昔はひたすら研究してました。

     


    その甲斐あってか、お付き合いをさせてもらっているお祭り用品の一番店の橋本屋様はグーグルの成功事例としてグーグルの小冊子にも載りました。

     


    (橋本屋様が素晴らしいのと、グーグルの担当者が祭り好きだったからではないか!?というのがもっぱらですが(笑))

     


    そのやり方を色んな方にお伝えさせてもらっていますが、それをただひたすら実践していただいている方がいらっしゃいます。

     


    福島県の経営者様なのですが、2年前に新会社の設立からお手伝いをさせてもらっている仲です。

     


    お1人でネットショップを取り組まれたのですが、1年後には1人で月商1200万円を達成されました。

     


    やっぱりネットショップは取り組まれる方の熱意で売上は変わると実感させてもらった次第です。

     


     


    さて、具体的なお話をさせてもらいますと、リスティングは2つの考え方で説明できると思います。

     


    【3C分析】と【一貫性】です。

     


    3C分析を活用して【市場(お客様)】が求めていることで、【競合】が出来てなくて、もしくは弱くて、【自社】が出来ること、もしくは強いこと。

     


    これ以外はリスティングでの費用対効果は悪いと思った方が良いかと思います。

     


    市場が求めていることだけど、競合と一緒くらいの商品力であるならば、費用対効果はイマイチですね。

     


    競合が出来てないことでも、お客様が求めていないことであれば、意味がないですね。

     


    ですので、【商品力が一番ではない】もしくは【独自固有の長所がない】場合においては、

     


    リスティングはどんなやり方をしても、長期的に見たら費用対効果は悪いことになります。

     


    ですので、リスティングを代行させてもらう場合も、広告を打っていく最中で、

     


    あぁ、ダメだな。とか、これは無理だな、と分かってしまいます。

     


    (そんな場合は商品力強化を優先するため、リスティングはやりませんが)

     


    これがまず1つ目。

     


    あっ、あと、この3Cは常に変化するものなので、リスティングのキーワードや広告文や

     


    ページがずっと変わっていないというパターンも危険信号です。

     


    常に市場は変わり、お客様の心情も変わり、競合も変わるのに、リスティングが変わらない訳がありません。

     


    さて、2つ目は、1つ目で出てきた【市場(お客様)】が求めていることで、【競合】が出来てなくて、もしくは弱くて、【自社】が出来ること、もしくは強いこと。

     


    をキーワードにしたらなんだろ?というところを考えて、

     


    その【キーワード】と【広告】と【ページ】の一貫性を持つことです。

     


    この一貫性が無いパターンも多く散見されます。

     


    例えば、単品名だけのキーワードの時の広告と単品名+激安のキーワードの時の広告は違うはずですし、

     


    その先の受け皿となるページも異なるはずです。

     


    単品名もより小属性もしくは小分類でやる方がキーワードとお客様の距離が近付きますので、効果は高くなります。

     


    (もちろん一貫性が担保されていることが前提です)

     


    こうなると勘の良い人は分かると思いますが、広告グループが圧倒的に増えます。

     


    よく間違えるのが、キーワードの数をやたら増やして、登録するパターン。

     


    それをやってみてから、費用対効果の良いものを抽出する、なんていうやり方では効率は良くありません。

     


    その経営者様はこの2つを実践していただくと共に、自分なりのアレンジをしておられます。

     


    【細かすぎて伝わらないノウハウ】というような番組があれば是非推薦したいところです。

     


    10月12日13日に行われます≪ネットショップ繁盛店交流フェア≫でその秘儀を公開してもらえるようにお願いしてみたいと思います。

     


     


    さて、リスティングのお話ですが、商品力と独自固有の長所を磨き、お客様と密着した形での

     


    展開のみ費用対効果が良くなってくると思うのですが、その次の展開がソーシャルメディアだとも思っています。

     


    よりキーワードという概念やPUSH型という形式とは異なるものになりますが、

     


    【商品力と独自固有の長所を磨き、お客様と密着した形】が出来ている会社様が

     


    ソーシャルメディアが台頭してくる世になってこそ活躍されるのだと思います。

     


    ここらへんのことを今年の3月の湯川鶴章さん(TechWave主幹)や石塚しのぶさん(ザッポスの奇跡 著者)と

     


    セミナーをさせてもらった時のことのまとめとかも含めて、どっかで書きたいとも思います。

     


    あと、この方はオススメ商品の作り方も非常に上手でいらっしゃいました。

     


    単品別客層別グレード別のオススメ商品を創られていて、未だにバナーを作ることも、

     


    ページを作ることも出来ませんが、利益率も向上されております。

     


    ここらへんもネットショップの脱価格競争&利益率向上というテーマで取り上げたいと思います。

     


    ネットショップ本店サイトの繁盛事例をドシドシ出していこうと思います。

  13. 2011.08.05

    競争から共創へ

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    今週月曜日に貸衣装業界のネットショップ様が50名以上集まる会でお話をさせてもらいました。

     


    そこでは本来競合になるはずの貸衣装業界の方々がみんなで勉強される会でした。

     


    ネットショップは商圏が全国なので、地域商圏でお互いが守られるということがない。

     


    しかも取り扱いアイテムは無尽蔵に増やせるので、確実に競合になる。

     


    でも、そこに集う企業様はそれぞれの強み(独自固有の長所)を磨きあうことで、高め合う道を探されている。

     


    それぞれがとんがっていて、遠くから見ると丸く1つの強い集団として見える状態。

     


    1つ1つの力は小さくても、集合体として力を発揮して、大手やモールなどと対抗していく。

     


    競争から共創へ。

     


    中小企業の生き残る道の1つの方向性と、業界がしっかり生成発展していくための1つの方向性だと思います。

     


     


    どこかに依存している状態は怖いものです。

     


    栄枯必衰ですから、楽天もどうなるか分かりません。

     


    この頃、冗談半分でアマゾンが今の料率15%を5%、もしくは0%近くに下げて、

     


    送料は全部無料にして、当日届いたりしたら、楽天どうなるだろ?

     


    お客様がアマゾンに一斉に流れて、楽天ではポイントだけ使用されて、楽天が飛んで、

     


    楽天の売上構成比が高い会社が厳しい状態になる!?

     


    そこでアマゾンが救いの手を差し伸べて、アマゾン独占状態、、、なんちゃって。

     


    というような想像もしたりします。

     


    もちろん競合となりえる企業同士が共創へ足並みが揃うか、とか、色々と考えないといけないことはあろうかと思う。

     


    けど、可能性として取り組む価値はあると思う。

     


     


    いつもお世話になっているジェネシスイーシーhttp://www.genesis-ec.com/様もたぶん同じような思想だと思う。

     


    ネットショップの最先端を突っ走ってくれていて、そのノウハウや物流や商品登録などなどを中小の小売業様のために共有してくれている。

     


     


    今後色んな形で錦の旗をかざして、共同体が出来上がると思う。

     


    群雄割拠。

     


    それがどこが一番うまくやるのかは分からない。

     


    でもこのままでは中小企業様は厳しくなってくる。

     


    モノ作りをするか、顧客密着を極めるか、共同体で戦うか、ということへ取り組まないといけないなーと思っております。

  14. 2011.08.05

    ネットショップ強化ポイント

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    ネットショップのこれからの強化ポイントは

     


    現場力とCRM(お客様との関係性作り)になるなぁ、と思っています。

     


    現場力は特にNo2をどう育てるか。

     


    まだ月商3000万以下のショップ様であれば、

     


    いけいけどんどんのメイン担当者(ほぼ経営者か幹部)が気合い入れて取り組んだらいけた。

     


    けど、これから大きくなるには組織化も必要だし、現場のみんなの力を上げないといけなくなる。

     


    そこにはNo2の及ぼす力が大きい。

     


    あとお客様との関係性。ネットショップも成長期に入って久しい。

     


    いよいよ新規顧客の獲得は難しくなっていくし、競合は市場の成長よりも激しく参入してるし、本気出してきてるし、、、

     


    価格競争はさらに厳しくなるし、サービスは過剰にならざるを得ない、、、

     


    ライフサイクル上、そうなるのは必至。

     


    そんな中、調子よくいっているところはお客様との関係性が良いところ。

     


    言い換えると、お店都合ではなく、お客様視点でモノゴトを判断しているところ。

     


    ネットショップの運営をしていると、細かなその場その場での素早い判断が必要になる。

     


    現場の方々がそれをしてくださっていると思いますが、その1つ1つがブランディングになり、

     


    お客様との関係性を築いていっている。となれば、その力を上げればショップ力も上がる。

     


    ザッポスはお客様視点から、24時間コールセンターや返品交換OKや配送センターをケンタッキーに移設したりした。

     


    もちろんただ真似をするべきではないと思う。

     


    ザッポスはお客様視点を成り立たせるために、企業文化の浸透とPB売上や物流レベル向上など

     


    強い企業体を創っているから成せる技、、、

     


    でもやっぱりこの2つのさらに土台となるものが企業文化。

     


    やっぱりここが勝負になるのだと思う。

  15. 2011.07.26

    アパレル会社のバイヤー会議

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    アパレルのバイヤー会議に出席しておりました。

     


    全国十数店舗、年商数十億円のめっちゃ元気な会社様です。

     


    物凄くお客様のことを知っている。現場の目線、現場ならではの分析、素晴らしかった。

     


    また、売れている商品の分析や伸びている客層の分析など売れている要因も分析している。

     


    意外と失敗の分析はするけど、成功の分析はしっかりしていない企業様もあるのではと思う。

     


    成功の分析は自社が当たり前にやっていて、お客様に支持されていることだから、

     


    常に意識していないと、なんで売れているのか、なんで成功しているのか、分からなくなることもある。

     


    失敗の分析よりも大切なことである。

     


    商品がなぜ売れているのか?だれに売れるのか?そこを明確に言える商売人は売れる。

     


    そのレベルと質が大事なのですが、非常にレベルが高い。

     


    あと、よく売れていない企業や伸び悩んでいる企業は商品以外の打ち合わせが多いような気がする。

     


    けど、売れている企業は商品の打ち合わせが大きなウエイトを占めている。

     


    売場がどう、集客がどう、接客がどう、などなど。物凄い大事ですが、商品力を高めることなく、その他の要素を高めても、どうなんだろ!?と思う。

     


    一番地味だし、難しいし、効果がすぐに出ないかもしれない。でも商品力が一番大事。

     


    アパレルで衰退した企業は安易に接客を大事にしようという形に流れてしまったのも大きな要因じゃないか、と私の上司が言っておりました。

     


    そして、私がお伺いしているところは商品ありきの話をしています。

     


    というと、そこは伸びるよ。と言ってました。

     


    お客様のことを把握していて、もっと商品を売るためにはどうしたらいいのか?どんな商品なら売れるか?

     


    というところを現場のスタッフまで全員が考えているんだな、と感じてます。

     


    やっぱり一番お客様と接しているスタッフの人がどれだけそういう視点でお仕事をしているのか。

     


    そこが商品力強化にも非常に大事。

     


    じゃあなんでそんな視点が持てているか?

     


    【仕事が楽しいからだと思う。】

     


    そんな企業創りを経営者や幹部の皆様がしている。

     


    無理にマニュアルや仕組みを作っても、どうなんだろ?

     


    それより、仕事が楽しくて、もっとお客様に喜んでもらうためにはどうしたらいいのか、自主的に考えるような、そんな雰囲気・環境作りをすることが経営者の役目だと思うし、この企業様はそれが出来ていると思う。

     


    だからこそ感度も高いし、質も高い情報が商品力強化の場に出てくる。

     


    素晴らしい循環だと思いました。

  16. 2011.07.25

    業績好調な会社にみる顧客密着のあり方

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    集客と言うことについて前回ブログに書きましたが、大事にしたいのは

     


    ≪お客様との絆≫≪お客様との距離≫です。

     


    昨日、東京でミーティングさせてもらった会社様は福島県浪江の会社様でした。

     


    ショッピングセンターやホームセンターなどを経営されていて、数十億円の会社様でした。

     


    地域でなくてはならない存在。ただ、リアル店舗の方は営業ができない状態です。

     


    でも心は地域のお客様と共にあると感じました。

     


    地域のお客様が今どんな想いでいらっしゃるのか、その方々に喜んでもらうためには何が出来るのか。

     


    そのショップには週に何回も30分でも来てくれていた人たちがいて、お客様はこの販売員さんから買うという絆でつながれてました。

     


    逆に販売員は仕入れの際には、1人1人のお客様の顔が思い浮かびながら仕入れていた。

     


    このオフラインでのつながりや接客や絆をどうやってオンラインで出来るものか。

     


    一緒に考えていました。やはりそこは商売の歴戦の猛者。色んなアイデアが出てきます。

     


    この企業様なら日本版ザッポスみたいなことが出来るのではないか、と思いました。

     


    先日のEC経営研究会の午前中にジェネシスのたくさんにお願いして、ブログコミュニティの作り方を説明してもらいました。

     


    たくさんのブログ→http://www.genesis-ec.com/taku-blog/index.html

     


    前のブログでも書いたお客様がお客様を呼ぶ形を実践されていて、その形をその他の企業様にも提供してくれています。(シーポイント様にも感謝)

     


    ブログ@ナチュラム→http://blog.naturum.ne.jp/

     


    いつもEC経営研究会の後は飲みに行くのですが、(勉強会は13時~18時で、飲み会は18時~27時まで!)

     


    前回その場で、お客様に近付いていったら、良いんだ!という話になりました。

     


    お客様にどれだけ近付けるのか。ネットショップではこの課題に直面してくることになると思います。

     


    お客様に近付くことができれば、安売り競争からも脱却されます。(リアル店舗ではコンビニがそれに当たります)

     


    そのEC経営研究会に無印良品のWEB部長である奥谷様に来ていただきました。

     


    無印はソーシャルを活用されていて、リアルとネットの融合やお客様の声を商品開発に活かす取り組みなど、

     


    先進的な形で進められているので、是非お話をしていただきたいと思いまして、来ていただきました。

     


    奥谷様のご講演から様々な刺激と気付きをいただきましたが、結びの言葉で、

     


    【お客様との会話、対話の塊が我々の新しいブランド価値となり、競争優位と模倣困難性を形成する事になると信じております。】

     


    というメッセージをいただきました。まさにその通りだな、と思いました。

     


    昨日のそのミーティングの後に、ダイシン百貨店に行きました。

     


    【半径500メートル圏内シェア100%】を目指している超・地域密着経営をされている会社です。

     


    その全てにお客様視点というか、お客様と共に歩んでいる、という姿が見て取れます。

     


    商品の品揃えはお客様の求めているもの全て。リアル版ロングテールと呼ばれたこともあるみたいです。

     


    売れ筋確保の死に筋カットとは逆張り。最新の商品ではなく、本当に求められている商品を。

     


    その地域の人のインフラになれるように取り組んでいらっしゃいます。

     


    最近本が出版されました。【下町百貨店ダイシンはなぜ、不況に強いのか】西山敷さん。

     


    業績好調な会社の姿に顧客密着のあり方を感じました。

  17. 2011.07.23

    ネットショップの集客について

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    昨日のTechWave大阪塾をふまえて、ちゃんと自分メディアを復活させなければ、、、という想いが強くなり、

     


    ブログ、Facebook、Twitterなどしっかりやっていこうと思う次第です。

     


    これまで一番店主義から、商品力一番×立地一番を常に意識して取り組んでまいりましたが、

     


    立地一番という概念はソーシャルメディアの台頭から劇的な変化が生まれると思っています。

     


    ネットの台頭の前は、不動産としての立地が大切でした。

     


    ネットが台頭してからは、検索順位としての立地が大切になりました。

     


    ソーシャルメディアが台頭してからは(まだ顕在的にはしてないけど)、ファンが集う場としての立地が大切になると思います。

     


    ザッポスの奇跡を書かれた石塚さんとセミナーをさせてもらった時にこれからは、【Social Age】だとおっしゃられました。

     


    Social Ageにおいては、個が小さなメディアを持ち、その影響力が強くなるので、

     


    お客様がお客様を呼ぶ形になるだろうと思います。

     


    ですので、不動産としての立地がどこであろうと、人は集いますし、検索結果で上位表示されなくてもOKです。

     


    小手先の集客術(SEOやリスティングなど)ではなく、本当にお客様に喜んでもらう

     


    商品・サービスを提供することによる集客の比重が高まります。

     


    この頃、一番店の定義に商品力一番と立地一番に感動・共感一番を入れて、超一番店としております。

     


    感動・共感がソーシャルメディアが動く根底にあると思っています。

     


    色んな企業がソーシャルメディアの活用ということを模索している感がありますが、

     


    それこそ一度足元を見つめなおし、商品力の強化に特化していただければと思っています。

     


    ソーシャルメディアの活用を小手先ですることは間違っていると思いますし、出来ないと思います。

     


    外部からのコントロールが出来ない(しにくい)のが、ソーシャルメディアです。

     


    言い換えると、お金があるから集客できる、という時代は終わります。

     


    良い時代になるのではないかな、と思っています。

     


    お客様にどれだけ愛されているか、お客様とどれだけパーソナルかつエモーショナルな繋がりを築けているのか、これが次の時代の集客のキーだと思います。

     


    その根底には、その企業がどれだけ社員から愛されているのかがポイントになります。

     


    社員とお客様の接点の全てが、集客とブランディングを形作るものになるからです。

     


    その肝は≪企業文化≫です。

     


    企業文化→社員とお客様から圧倒的に愛される企業→お客様がお客様を呼ぶ

     


    という図式が今までもあったかと思いますが、より一層Social Ageに突入すると顕著になってくると思います。

  18. 2011.01.30

    新規事業のご提案

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    名古屋にて新規事業のご提案の報告をさせてもらいました。今回はいつもと違いまして、新事業立ち上げ時にフルパワーを注ぎ込むというやり方です。これまでは1店舗ずつ立ち上げてきたのですが、今回は一気に4店舗立ち上げる予定です。いずれはやらなければならない道。そうであれば、先にやっておく。すごいパワーのかかることですが、これも経営者の判断。かなりおもしろいことになると思います。また1つのパターンが確立できるかもしれません。

     

    他の人が進んだ道はさっさとすぐにそこまでたどり着いて、そこから先をすでに見ておくこと。どんだけでも前に進み、新しい道を切り拓いていくこと。これが出来る経営者の人が素晴らしいと思いますし、今日の経営者の人にはその意志も行動もあるなぁ、と感じまいた。必ずや成功に導き、新しい道を一緒に見ていきたいと思います。

  19. 2011.01.28

    weggle

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    新聞社の記者の方と情報交換しておりました。メディアの方も毎日取材や色んな人と連絡を取り合っていると思いますので、物凄い情報をお持ちでした。

     

    これからの業界の動き。色んな気付きをいただきました。

     

    1つはウィーグル(weggle)という英国の会社。自転車屋さんなのですが、世界的な物流を構えていて、世界中どこでも送料5000円という形になってきているみたいです。世界はここまで小さくなったか!ということを思う次第ですが、もうこうなったら全世界送料500円になる日も近いですね。日本でも送料500円以上取っている会社がまだいる!ということに愕然とする日がくるかもしれません。日本ではもうすぐ全商品送料無料時代に突入していくと思われます。それが当たり前化していくということですよね。それは一部だから、自社はしない!というか出来ない!ではもう時代に取り残されていきます。そうなる時代を見据えて、どうするのか。ここが経営判断になってくるのだと思うのです。情報は非常に重要です。ただ、それを知っているだけではなんともなりません。次の行動に活かしてこその情報です。

  20. 2011.01.27

    ネットショップの繁盛店

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    ネットショップの繁盛店様にお伺いしました。打ち合わせの際に、それぞれの方の1日の業務スケジュールをまとめていただいた紙を見せてもらいました。やはり売れてくると、バックの業務に手を取られて、前に進む動きが遅くなります。

     

    これはどんな会社様でも一緒なのかもしれませんが、そしてそうやって大きくなっていくのかもしれませんが、それを素早く把握し、それに対応していくこと。これが大切なのだと思います。

     

    その第一歩はこのように業務を棚卸してみること。どこがボトルネックになっているのかも見えてきます。1枚の紙に書いてみるだけで、これをこうしたらいいのか!ということがダレの目にも明らかに出てきます。それでやってみて、また改善していく。その繰り返しをすることです。最低でも1日の半分は前に進める仕事のために使いたいところです。そうでなければ、競争力は付きません。するとまたすぐに追いつかれて、というラットレースです。突き抜けなければなりません。